三菱UFJ銀、コロナ対策へ全店で来店予約 12月から

三菱UFJ銀行
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 三菱UFJ銀行は12日、国内の全支店と一部出張所計428カ所で、来店日時をインターネットを通じて予約できるサービスを、12月1日から開始する方針を明らかにした。待ち時間の短縮化に加えて、店舗内の混雑を避けることで新型コロナウイルス感染症対策につなげる。

 予約の対象となる主な手続きは、新規口座開設や氏名・住所変更、定期預金に関する手続き、口座解約など。ホームページの各店舗のページから希望日時や名前、メールアドレスなどを入力して予約。予約することで待ち時間なく、優先的に手続きを受けられる。予約開始は11月2日からで、45日先まで予約できる。比較的時間がかからない入出金や振り込みなどは、予約の対象とならない。

 予約しなくても従来通り整理券など受け取り、手続きすることもできる。

 また、これとは別に窓口の順番がきた呼び出しを、店舗で待たなくてもメールで知らせるサービスについても、今年度中の導入に向け準備を進めている。店舗内での混雑を防ぎ、新型コロナウイルスなど感染症対策につなげる。

 3メガバンクでは、三井住友銀行も7月から412ある全国の支店で、店内混雑などの回避を目的に予約制を導入している。また、みずほ銀行は資産運用や住宅ローンの相談などに限り、一部店舗でネット予約を開始している。新型コロナの感染拡大を受け、銀行でのネット来店予約が広がりそうだ。

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