PlayStation 5はどのモデルを購入するべきか、モデルの違いによるメリット・デメリットを考える

そのときが来るまで永遠に悩んでいそうだ……

PlayStation 5はどのモデルを購入するべきか、モデルの違いによるメリット・デメリットを考える
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ついにPS5の価格や製品仕様の詳細が発表され、早速予約受付もスタートした。PS5の価格は、ディスクドライブを搭載した通常モデルは4万9980円(税別)で、ドライブレスの「デジタル・エディション」は3万9980円(税別)。うれしいことにPS5の性能を考えるとかなり安い価格設定となった。

それでも悩ましいのは、どちらのモデルを選べばいいのかということだ。スペックを考えると破格とはいえ、多くの人にとってゲーム機は安い買い物ではないだろう。そこで両モデルの特徴やメリット・デメリットを考慮しながら、いったいどちらのモデルを購入するべきなのかを考察していきたい。本稿が、少しでもPS5のモデル選びの参考になればと思う。

過去の資産を活かしたい人や高画質の映像コンテンツを体験したい人は通常モデルを選択しよう

2つのモデルの差はディスクドライブの有無で、デジタル・エディションを購入した場合はパッケージ版のソフトが使えなくなる。

筆者の場合は、魅力的なグッズを同梱する限定版の存在が頭を悩ませる要因となっている。限定版にどの程度惹かれるかは人によって、あるいはタイトルによって大きな差があるものの、検討材料のひとつとなるだろう。なお、限定版につきもののサントラは、デジタル版にも付属されるケースが多くなってきているので、限定版のありようも徐々にデジタルの波にのまれていく可能性はある。

 
最近はサントラに引かれて限定版を購入することが多いが、サントラはデジタル版がほしいという声が多くなるかもしれない。

また、発売直後のユーザー評価が芳しくないソフトは、パッケージ版が思い切った価格設定で売られることがある。そういった安売りの恩恵は、ディスクドライブのないデジタル・エディションでは受けられない。もちろん安売りはつねにあるわけではないが、ソフトの価格設定が市場の反応に対してより敏感というのは大きな特徴と言えるだろう。

PS4のパッケージタイトルを多く所有している場合は、その資産が使えなくなってしまうことがもっとも痛いところだ。どうせなら、過去の資産をそのまま活かす形で次世代へと移行したい。過去の資産となるパッケージ版のPS4ソフトのためだけに、別途PS4を用意しておくことは難しいし、そのときだけ旧ハードを起動するのは意外と面倒だ。このため、現在の資産を活かしたいなら、通常モデルを選ぶのが無難だろう。

 
最近は限定版を除いてデジタル版の購入がほとんどになってしまったが、パッケージを手に取る喜びがあるのもまた事実。

こうした話は、映像コンテンツの場合になると少し変わってくる。冒頭でも述べたようにドライブレスのデジタル・エディションではUltra HD Blu-rayを再生できない。映像コンテンツの場合は4K映像の配信も盛んに行われているものの、そのビットレートは最大でも約20~30Mbpsほどだ(Netflixの場合約25Mbpsの通信速度が推奨されている)。一方、通常モデルで再生可能なUltra HD Blu-rayでは最大108Mbpsという膨大なビットレートをサポートしており、その圧倒的な映像美はUltra HD Blu-rayに軍配が上がる。映画などを大画面で、少しでも美しく鑑賞したいというユーザーにとっては譲れない要素だ。コンテンツ次第という側面があるものの、解像度はともかくビットレートによる画質の違いは、30インチクラスの4Kモニターでも十分に感じることが可能だ。せっかくだからPS5で美しい映像コンテンツも楽しみたいという人は、通常モデルを選んでおきたいところだ。

ある程度過去のディスク資産と決別できる人はデジタル・エディションを選択しよう

ここまでの話では通常モデルがやや優勢になっているが、デジタル・エディションも十分購入する価値はある。むしろ過去のディスク資産とある程度決別ができる(あるいは特に過去のディスク資産がない)のであれば、積極的にデジタル・エディションを選びたい。Xbox Series X/Xbox Series Sとは違って、PS5はモデル間に基本的な性能差がないためだ。

また、現在のユーザーニーズを考慮すれば、将来のさらなるハード移行時にはPS4/PS5の互換が継続されるだろう。そういった今後を見据えるとゲーム資産は可能な限りデジタル版で統一したいというのもある。そもそもハードウェアの移行という概念がなくなるかもしれないが、ソフト資産が増え続けるほどに、その管理は断然デジタルの方が有利であることは一緒だ。

デジタル版であれば古いゲームでも、ふと遊びたくなったときにすぐに遊ぶことができる。だがパッケージ版では、古いゲームほどタンスの肥やしにしてしまっている人が多いのではないだろうか。下手をすれば、遊びたいソフトが見つからないというケースもあるが、デジタル版へ移行していれば最悪でも再ダウンロードで済む。

 
PS5でもPS4のライブラリーのような形でコンテンツを管理するものと思われる。

また将来的にデジタル版を所有していれば、PS Now経由でも遊べるようになるサービスが誕生するかもしれない。仮にPS PlusとPS Nowのサービスの境界が曖昧になるようなことがあれば、PS Nowに加入していなくても所有しているコンテンツに限り限定的に遊べるようになる可能性もあるだろう。それが720pなど画質を限定されたとしても、あらゆるハードで遊べるようになるだけで十分に魅力的な話に思える。

今後どのようなサービスが生まれるかはわからないが、将来を見据えて購入するソフトはデジタルに統一するというのはありだろう。その場合はより安価に買えるデジタル・エディションが魅力的な選択肢となるだろう。

PS5の各種オンライン通販サイトでの抽選については、こちらの記事をチェックしてほしい。

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