視覚障害者ホーム転落事故の歯止めとなるか 開発進む鉄道駅での支援システムとは
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視覚障害者に鉄道のホームなどを安全・便利に利用してもらうため、最新技術を活用する取り組みが進んでいる。3日にはJR西日本が神戸市で、スマートフォンに歩行経路を送信するナビゲーションシステムを報道公開。視覚障害者にとっては「欄干のない橋」と危険視される鉄道のホームだが、関係者らは新たな安全技術の開発に期待を寄せている。
白杖(はくじょう)の男性がスマホをかざしながら、点字ブロックの上を着々と歩いてきた。3日午前、山陽新幹線新神戸駅。改札口とホームを結ぶ点字ブロックには、分岐や階段前などの主要ポイントごとにQRコードが張り付けてある。QRコードをたどれば音声が流れ、事前に登録した目的地に誘導される仕組み。初体験した大阪市住之江区の団体職員、浜崎雄三さん(30)は「新神戸駅を利用したことはなかったが、普段通りの速度…
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