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静岡県内で現金やキャッシュカードをだまし取られる詐欺の被害が後を絶たない中、県警細江署が4コマ漫画をホームページに公開するという工夫を凝らして、被害の抑止に乗り出した。新型コロナウイルスの影響で市民を集めた注意喚起が難しくなっており、防犯意識の向上に一役買っている。【深野麟之介】
4コマ漫画の名前は「オレオレ詐欺 よもやま話!」。細江署がこれまでに市民から受けた相談などを参考につくられた。ひょんなことから詐欺を見破ったという実話を面白おかしく紹介する内容で、署に蓄積されている事例を生かそうと、署員が発案した。
作者は署の亀川寛司生活安全課長(44)の妻の智美さん(43)。下書きやペン入れなどのすべての作業を一人で行っている。読者がなじみやすいように柔らかなタッチとなるように心がける。絵を描くことが趣味だが、漫画を制作した経験はないという。亀川課長は「読んだ人ににんまりとしてもらいながら詐欺被害防止に役立ててほしい」と期待する。
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