自民党総裁選への出馬を表明した菅義偉官房長官は2日夕の記者会見で、首相に就任した場合に「しっかりと会見時間をとって答えていただけるのか」との質問に対し「限られた時間の中でルールに基づいて記者会見は行っている。早く結論を質問すれば、それだけ時間が浮く」と述べた。
質問したのは、官房長官としての菅氏の定例記者会見に出席してきた東京新聞の望月衣塑子記者。この日も「不都合な真実に関しての追及が続くと、その記者に対する質問妨害や制限というのが長期間にわたって続いた」といった自説を披露。質問は1分間以上にわたり、途中で司会役に「簡潔にお願いします」ととがめられた。
記者会見では、司会役にあてられないまま一方的に「こんな会見、できレースじゃないか」「大手のメディアばっかり顔を見て質問してる」と大声で根拠不明な問いかけをする人や、「横浜をカジノ業者に売り渡すのか」「公文書を捨てないと約束して」と声を上げる人の姿もあった。