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欧州連合(EU)統計局が1日発表した7月のユーロ圏の失業率(季節調整済み)は前月比0・2%悪化し7・9%だった。3月に7・1%と2008年の金融危機後の最低水準を記録したが、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の急減速を受け4月以降、4カ月連続で悪化した。各国の雇用対策で悪化が小幅にとどまっている面も大きく、政策効果が薄れる秋以降に大幅に悪化する可能性があると見られている。
主力産業の観光業の稼ぎ時である夏場に感染第2波に見舞われたスペインはユーロ圏で最悪の15・8%(前月も同率)だった。欧州での感染拡大の震源地となったイタリアは0・4%悪化の9・7%だった。
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