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Honda eの注目ポイントはココだ!

ホンダのコンパクトEV「Honda e」がまもなく販売開始される。事前に発表されたメディア向け資料から注目ポイントを説明する。
Honda e ホンダ・イー EV フィット Fit 電気自動車 シティ N360

凹凸の少ないエクステリア

ホンダの量販EV「Honda e」の、国内向け市販モデルの詳細がお披露目された。実車を見た印象などは自動車評論家の今尾直樹氏がリポートするので、ここでは主な特徴を紹介する。

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まずはエクステリア。シンプルなデザインは、「Affinity & Modern」がコンセプト。「フラッシュアウターハンドル」と呼ぶ格納式のドアハンドルや、デジタルカメラを使ったサイドカメラミラーシステムなどの採用によって、凹凸を少なくしている。

丸型の灯火類はフルLED。「愛着の湧く表情と美しい光り方を実現した」と、メディア向け資料ではうたう。普通充電用と急速充電用のふた口が備わる充電口はボンネット中央に設置。リッドはガラス製だ。

足まわりは、2種類のアルミホイールが選べる。16インチは、ブラックのモノトーンでナットを隠したシンプルなデザイン。17インチは、ホワイトとブラックの2トーンになる。

ボディカラーは全7色。ホンダ車初設定の鮮やかな「チャージ・イエロー」も選べる。

ドアハンドルは格納式。

ドアミラーは鏡面のかわりに、デジタルカメラを使ったサイドカメラミラーシステムを採用。

充電口はボンネットにある。リッドはガラス製。

アルミホイールは16インチ/17インチの2種類。

ボディカラーは全7色。ホンダ車初設定の鮮やかな「チャージ・イエロー」も選べる。

インパネ上部に設置された大画面!

インテリアは、「(自宅の)リビングを想起させるデザインした」とのこと。水平基調のインパネ上部には、5つのディスプレイを水平に並べた世界初の「ワイドビジョンインストルメントパネル」を採用。12.3インチのモニターをふたつ並べたインフォテインメントディスプレイには、好みの“壁紙”も設定出来る。

AI(人工知能)を使った、音声認識操作機能「Hondaパーソナルアシスタント」も搭載する。たとえば、「OK,Honda」と呼びかけたあと「近くで人気のカフェを探して」と話すだけで、自車付近にあるカフェを検索。ドライバーに提案し、必要であればカーナビゲーションと連携し、案内する。

スマートフォンとの連携機能も強化された。スマートフォンを通し、車外にいながらカーエアコンの設定が出来るほか、キーがわりにもなるという。

インテリアには、5つのディスプレイを水平に並べた世界初の「ワイドビジョンインストルメントパネル」を採用。

ギアセレクターはスウィッチタイプ。

AI(人工知能)を使った、音声認識操作機能「Hondaパーソナルアシスタント」も搭載する。

最大トルクは315Nm

新開発のプラットフォームは、「真っすぐでシンプル 低く中央に凝縮」というキーワードのもと開発されたという。前後重量配分は50:50で、ラゲッジルーム下に搭載されたモーターは後輪を駆動する。モーターの最高出力113kW、最大トルク315Nm。

搭載するリチウムイオンバッテリーの容量は35.5kWh。満充電時の航続可能距離はWLTCモードで283kmに達する。満充電に要する時間は、普通充電の場合、約10.2時間。バッテリー0%の状態から、30分の急速充電を使った場合、約202km航続出来るという。

先進安全装備では新たに自動駐車システム「Hondaパーキングパイロット」を搭載した。マルチビューカメラと超音波ソナーを併用し、自動で駐車可能な場所を検知。インフォテインメントディスプレイ内に表示されるアイコンを押すことで、自動で駐車出来るという。

さまざまな新機構がつまったHonda eの販売開始は2020年後半を予定。価格は今後発表される。

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文・稲垣邦康(GQ)