ZHD、金融サービスの名称「ペイペイ」に統一
銀行や証券、クレジットカード
ヤフーを傘下に持つZホールディングスは31日、銀行や証券など主要な金融サービスの名称を「PayPay(ペイペイ)」に統一すると発表した。3千万人超が利用するスマートフォン決済「ペイペイ」のブランドを全方位で活用し、多様なサービスが利用できる「スーパーアプリ」をめざす。
9月以降、「ジャパンネット銀行」は「ペイペイ銀行」、スマホ証券「ワンタップバイ」は「ペイペイ証券」にそれぞれサービス名称を変える。クレジットカードの「ヤフージャパンカード」では新たに「ペイペイカード」を発行する。このほかFX、保険、資産運用のサービス名も「ペイペイ」で統一する。それぞれのサービスをてがける会社の社名も変える。
長年親しまれてきた「ヤフー」や「Y」の名称から、2018年に誕生したばかりの「ペイペイ」に移行する。「ペイペイ」はソフトバンクグループやヤフーが出資する。18年10月にサービスを始め、6月に利用登録者が3千万人を超えた。
ZHDは19年に電子商取引(EC)モール「ペイペイモール」、フリマアプリ「ペイペイフリマ」など、「ペイペイ」ブランドで新サービスを始めている。金融サービスでも「ペイペイ」で得たポイントが利用できるようにするなど、連携を進めている。