業務中にボーっと夕日を眺めていたらきっと叱られます。
でもカッコいいからいいんです!(※宣材写真です。)
海保を一躍有名にした「海猿」。
ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
「海猿」では、海保の「潜水士」達の活躍などが描かれていますが、実は、この「潜水士」は海上保安官のごくごく一部の人達だけなんです。
潜水士の主な任務は「海難救助」。
敦賀海上保安部にも潜水士が4名配置されており、日々有事に備えて過酷な訓練に励んでいます。
海上保安庁には、転覆船や沈没船に取り残された方の救出や海上で行方不明となった方の潜水捜索などを任務とする「潜水士」のほか、洋上の船舶で発生した傷病者や海上で漂流する遭難者などをヘリコプターとの連携により迅速な救助を主な任務とする「機動救難士」、さらに高度な知識・技術を必要とする特殊海難に対応する海難救助のスペシャリスト「特殊救難隊」といった海難救助のプロフェッショナルを配置しています。
全国の海上保安官のうち、これら海難救助のプロフェッショナルとして任務をこなしているのは、全体の約2パーセント足らずの狭き門。
潜水士になるためには、一般の海上保安官の中から適性を見て選抜され、約2ヶ月間の「潜水研修」を経て任命されるのです。
かくいう私も「海猿」を見て海上保安庁を知り、入庁するきっかけとなりましたが、実際には潜水士になることはありませんでした。
た、体力がなかったわけではなく(汗)、海上保安庁には潜水士の他にも魅力的な業務がたくさんあるのです。
潜水士以外の業務についても、またご紹介します。(敦賀海上保安部・うみまる)