米ダン・アンド・ブラッドストリート、IPOで17億ドル調達

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米企業情報サービス会社ダン・アンド・ブラッドストリート・ホールディングスは30日、新規株式公開(IPO)で17億ドルを調達した。仮条件を上回る公開価格で、当初の予定発行数を超える株式を売却した。
公開価格は22ドルで、7830万株を売却。IPOの仮条件は1株当たり19─21ドルで、6575万株を売却する予定だった。
引受会社は、さらに最大1170万株へのアクセスが可能。
IPOの登録文書によると、同社は世界有数の大企業を含む約13万5000社に情報サービスを提供している。
カンナエ・ホールディングスやブラック・ナイト、CCキャピタルを含む投資家グループが、69億ドルで同社を非公開化してから約1年半での上場となる。
IPOに基づく企業価値は、91億ドル超の債務総額を除いて約90億ドル。
カンナエ、ブラック・ナイト、CCキャピタルはIPOの一環として、総額4億ドルを出資することで合意した。
1日にニューヨーク証券取引所に「DNB」のシンボルで上場する計画。
ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)、JPモルガン・チェース、バークレイズがIPOの主幹事を務めた。
このところ、米投資家のIPO案件への投資意欲は大幅に改善しており、音楽大手のワーナーミュージック・グループやマーケティング会社、ズームインフォ・テクノロジーズなど過去数週間に実施されたIPOはいずれも好調となっている。

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