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ソニー、香港上場の楽遊科技へのオファー検討-関係者

ソニーは香港上場のゲーム開発会社、楽遊科技(ルーヨウ・テクノロジーズ・ホールディングス)へのオファーを検討していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報だとして匿名で語った関係者によると、ソニーは楽遊に提案する方向で金融アドバイザーと作業している。楽遊は5月、拘束力のない買収提案を深圳に上場する同業の浙江世紀華通集団から受けたと確認。それに先立つ数カ月は、創夢天地科技(アイドリームスカイ・テクノロジー・ホールディングス)などと交渉していた。創夢天地にはテンセント・ホールディングス(騰訊)などが出資している。

  楽遊の経営権を持つチャールズ・ヤック氏は過半数株の売却で、昨年後半から創夢天地と交渉していた。同社は楽遊を約12億3000万ドル(約1320億円)と評価する共同提案をCVCキャピタル・パートナーズと協議していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い同協議は行き詰まったと、ブルームバーグ・ニュースは4月に報じている。

  ソニーはより確実な資金力で他社よりも優位に立てると考えていると関係者は述べた。ヤック氏は売却先を決定し月内にも合意したい考えだが、交渉は続いていて最終決定に至っていないほか、これ以外の提案が持ち込まれる可能性もあるという。

  楽遊とソニーの担当者はそれぞれコメントを控えた。

原題:Sony Is Said to Weigh Bid for Chinese Gaming Firm Leyou (1)(抜粋)

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