日産株、浮揚せず 「真水」なき生産能力削減に厳しい目
証券部 押切智義
日産自動車が5月28日に発表した中期経営計画に、株式市場から依然として厳しい視線が注がれている。今回の中計では2000年前後の経営不振を乗り切るために打ち出した「リバイバルプラン」並みとなる6000億円規模の構造改革費用を負担するものの、これで膿(うみ)を出し切ったとの見方は少ない。生産効率を高めるためには、さらなる再編が必要とみられている。
「過去の失敗を認め、正しい軌道へ修正する」。5月28...
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証券部 押切智義
日産自動車が5月28日に発表した中期経営計画に、株式市場から依然として厳しい視線が注がれている。今回の中計では2000年前後の経営不振を乗り切るために打ち出した「リバイバルプラン」並みとなる6000億円規模の構造改革費用を負担するものの、これで膿(うみ)を出し切ったとの見方は少ない。生産効率を高めるためには、さらなる再編が必要とみられている。
「過去の失敗を認め、正しい軌道へ修正する」。5月28...
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