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- アンダーアーマー(Under Armour)では10月以来、少なくとも5人の主要幹部が会社を後にしている。
- 直近では、フットウェア部門の責任者も辞任することになった。
- アンダーアーマーの苦戦ぶりは深刻だ。
アンダーアーマーの幹部は、どうやら会社から逃げ出し始めたようだ。
ウォール・ストリート・ジャーナルは21日(現地時間)、過去2年間にわたってアンダーアーマーのフットウェア部門のシニア・バイスプレジデントを務めてきたピーター・ルッペ(Peter Ruppe)氏が、同社を去ることになったと報じた。
アンダーアーマーでは10月以来、幹部の辞職が相次いでおり、共同創業者や最高マーケティング責任者(CMO)、女性部門やユース部門の責任者、スポーツ・ファッション部門の幹部がすでに会社を後にしている。
ウェルズ・ファーゴが今年、若い男性消費者を対象に行った調査によると、アンダーアーマーのシューズの好感度は低い。投資家向けのメモの中で、ウェルズ・ファーゴのアナリストは、アンダーアーマーを好ましいと回答した調査対象者はわずか27%にとどまったと述べている。
同社の今年のシューズの売り上げは、ほぼ横ばいだ。
アンダーアーマーは10月に発表した第3四半期決算で、売上高を前年同期比5%減の14億ドルと報告、通期の業績見通しを引き下げた。
「売り上げが2桁成長した、栄光の日々は終わった」リサーチ会社グローバルデータ・リテール(GlobalData Retail)のマネージングディレクター、ニール・ソーンダース(Neil Saunders)氏は語っていた。
[原文:Under Armour executives are fleeing the struggling company (UA)]
(翻訳/編集:山口佳美)