「民主党」は立憲、「民主」無効?…疑問票扱い
22日投開票の衆院選比例選で、どの政党に投票したかが紛らわしい「疑問票」の扱いが注目されている。
民進党の分裂や新党結成に伴い、似た名前の党が増えたためだ。
比例選は党名で投票し、各党の名簿に従って当選者が決まる仕組みだ。党名は正式名か、党が届け出ている略称を記入するのが原則だ。だが、党名の一部が書かれた票でも、開票所の開票管理者の判断で有効票として扱われることもある。
総務省が各都道府県選挙管理委員会に通知した「有効投票例」によると、立憲民主党については、略称の「民主党」のほか、「立」や「立民」も有効例とされた。
だが、「民主」と書かれた場合は、自民党(正式名・自由民主党)と社民党(同・社会民主党)の党名にも含まれる単語のため、どの党の有効例にも挙げられなかった。今回は候補者を擁立していない「民進党」も有効例に挙がっていない。このため、「民主」や「民進党」と書かれた票は、「無効票になる可能性が高い」(総務省幹部)という。
2017年10月19日 07時24分
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