「なぜ部長はわかってくれないのか」「なぜメンバーは自分についてきてくれないのか」──。
組織の力をまとめあげて成果を上げることが役務であるミドルマネジャーなら、このような壁にぶつかってしまう経験は一度や二度はあるだろう。
チームをゴールに導いていこうにも、メンバーがついてこなければ戦略は頓挫してしまう。その根底にあるのは、職場における上司と部下の、あるいは自組織と他部署の「すれ違い」に他ならない。
しかし、たとえすれ違いに気づいたとしても、なぜ我々はこの「わかりあえなさ」をうまく解消することができないのだろうか?
本ゼミでは、『他者と働く--「わかりあえなさ」から始める組織論』(NewsPicksパブリッシング刊)の著者である宇田川元一氏が、企業・組織内の問題や組織内に起きがちな誤解を解き、事業や組織の目指したい方針、ありたい姿に向かって相互理解を深めながら、組織全体の推進力と対話力を上げていくための「組織を動かすストーリーテリング」を伝授する。
講義とワークショップ形式の組み合わせで、理論的背景と実践方法について体得することを目指す。
自分とは異なる他者の理解、組織に根深く残るコミュニケーション課題を解消していくスキルは、今後マネジメントに必須なスキルとなるはずだ。
1977年東京都生まれ。早稲田大学助手、長崎大学経済学部講師・准教授、西南学院大学商学部准教授を経て、2016年より現職。専門は組織論、経営戦略論。イノベーティブな組織をいかに創り実践するかについて、社会構成主義に基づくナラティブ・アプローチの観点から研究を行っている。2008年度経営学史学会賞(論文部門奨励賞)受賞。東京・神田にある埼玉大学経済経営系大学院で社会人教育に携わる傍ら、Biz/Zineをはじめとするさまざまなメディアへの執筆、講演多数。
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