企業とユーザーのコミュニケーションチャネルがSNSへと移り変わった昨今、メーカーが商品開発から広告宣伝までを内製し、ユーザーへ直接商品を販売する「D2C」のビジネスモデルが急拡大している。
「Warby Parker」「Casper」「Away」など、2010年以降に設立された海外のD2Cスタートアップの中には、1〜3億ドルといった大規模な資金調達を行う企業も登場した。
これらの企業はECのみならず、実店舗を展開して自社製品を販売しているが、必ずしも商品の販売だけを目的にしていない。
なぜなら、D2C企業にとっての実店舗は、顧客に製品を試用してもらうことで、場やブランドとの接点を持ってもらう場だからだ。
ではこうした企業は、いかにして収益を生み出しているのだろうか。
このゼミでは、デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」にて幅広い業種のコンサルティングを務める佐々木康裕が、豊富な事例をリストアップしながら、D2Cが示すこれからのビジネスの形を指し示す。
D2Cの知識は、ITやメディア業界、小売や流通業界など、リアル、デジタルを問わず、多くの人にとって未来への羅針盤となるだろう。
クリエイティブとビジネスを越境するビジネスデザイナー。デザイン思考のみならず、認知心理学や、システム思考を組み合わせた領域横断的なアプローチを展開。エクスペリエンス起点のクリエイティブ戦略、事業コンセプト立案を得意とする。D2C含むリテール、家電、自動車、食品、医療など幅広い業界でコンサルティングプロジェクトを手がける。ベンチャーキャピタルMiraiseの投資家メンター、グロービス経営大学院の客員講師(デザイン経営)も務める。2019年3月、ビジネス×カルチャーのメディア「Lobsterr」をローンチ。
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