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なぜ人事DXするのか。一丁目一番地は「個の成長」
池袋暴走事故 飯塚幸三被告に禁錮5年の実刑判決 東京地裁
毎日新聞
Hirotaka Sakai損害保険会社 課長補佐
私は、仕事柄交通事故の処理に携わっていたことがあります。私の経験則から、今回被告人が最後まで「アクセルとブレーキの踏み間違えはない」と言い続けた理由について、私が思うところを以下記載します。 自動車事故に遭われた方の大半は、「自分には非がない。」という思い込もうとします。それ自体は珍しいことではなく、恐らく誰でもそう思い込むはずです。 また、通常人間は、一定の時間が経過すると記憶が薄れていきますが、記憶が薄れるのと同時に、「自分には非がない。」もしくは「非が少ない。」という思い込みが相俟って、記憶の改変が行われていきます。記憶の改変には程度がありますが、中には、無意識に事実と異なる形で記憶の改変が行われてしまい、外形的に事実と異なることを主張しているにもかかわらず、本人は自ら作り上げた虚偽の真実を事実と信じ込むケースがあります。 ここまでの記憶の改変が行われるケースは、あまり多くはないものの、たまに見られます。私の経験則上、虚偽と思われるレベルで記憶の改変を行ってしまう方の特徴として、 ①成功体験が多い ②思考が柔軟ではないことが多い 傾向があると認識しています。特に②は中年以降、特に高齢者に多い特徴だと感じます。今回の事例における被告人は、まさに①および②共に該当しているように思います。 私には本件事故の真実は分かりかねますが、上記のように今回の被告人は、自身が事故を起こしたのではないと本当に思い込んでいる可能性があると考えます。その場合、控訴も辞さないかもしれません。 それにしても本当に残念な事故でした。
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