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マスク氏のX、「成人指定」グループ機能をテスト-アダルト需要狙い
白河 桃子相模女子大学特任教授 新刊「働かないおじさんが御社をダメにする」
ウェブの最初の需要はほとんどエロだったと初期のユーザーから聞いています。今後ゾーニングはますます重要になるでしょう。しかし人道的に許されないものや人権侵害の温床になってしまうのは恐ろしい。韓国の「n番部屋事件」というサイバー上の性犯罪が警鐘を鳴らしています。サイバー空間が人を追い詰め、命を奪うこともできます。
Netflixにもドキュメンタリーがあります。
「韓国史上最悪の性犯罪「n番部屋事件」の実体を追跡するNetflixのドキュメンタリー「サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く」が話題となっている」
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2193299
義務教育でも通えない 一時保護中の小中学生「通学率」は1割未満
白河 桃子相模女子大学特任教授 新刊「働かないおじさんが御社をダメにする」
現場の疲弊やギリギリな人員配置が最終的にこの数字に跳ね返ってきているのではないでしょうか? 子供と保護者に向き合い、子供にとっての個別の最適解を見出す必要がある仕事です。しかし児相で子供たちに向き合う職員はどのような人たちなのでしょう? 熱心に仕事に関わる人ほど「燃え尽きてやめてしまう」 という現場の話はよく聞きます。また非正規という働き方で関わる相談員の方などもいて、不安定な家庭に関わる人たち自身が不安定な立場で働くのはどうなのだろうか?非正規職員(会計年度任用職員)という働き方は今問題となっており、現場の人員の見直し、待遇改善などが遠回りでも、この問題を良い方向に向けるのだと思います。
子どもと接する仕事に就く人に性犯罪歴がないか確認「日本版DBS」法案を閣議決定
白河 桃子相模女子大学特任教授 新刊「働かないおじさんが御社をダメにする」
こども家庭庁設立の背景に、この法律の推進があったと思います。関係者の皆様の長い努力のおかげで、やっと閣議決定。日本版DBSは子どもの安全を守るために重要な制度であり、性犯罪歴を照会できることが柱です。英国などのDBSがモデルとなっています。英国も長い時間をかけて、制度が機能するように育ててきたので、日本も第一歩を踏み出したわけです。
昨日のクロ現でジャニーズ事務所の被害者の男性が自ら希望して「小児性愛の加害者」に会いに行き、「なぜ犯行におよんだのか」という問いを投げかけるシーンがありました。子供はあなたにとってどういう存在かと聞くと、相手は「危険な存在」と答えます。つまり自分がまた衝動に駆られ犯罪を犯してしまうのではという危険性を孕んだ存在ということです。子どもの近くに行かないこと、そういった職業につかないことが、加害者の再犯を防ぎ、またこうした法律が入ることで、英国では「性犯罪に対する意識が高くなった」ということえす。
政府は、法案を今の国会に提出し、成立を図る考えです。
BPO〝お墨付き〟求めるテレビ局 議論を敬遠、自律なき放送に警鐘
白河 桃子相模女子大学特任教授 新刊「働かないおじさんが御社をダメにする」
BPO、あまりにひどいのでシェアします。番組内のセクハラで被害をうけ、何度も申し入れたのに聞いてもらえず、心労で降板したフリーアナウンサーの方の申し立てです。「審理対象となったのは、あいテレビ(松山市)の深夜番組『鶴ツル』(令和4年3月終了)だ。番組では男性タレントと住職が、『バーのママ』という設定の女性フリーアナウンサーと飲酒しながら、台本のないトークを展開。3年3月放送の『総集編』では、出演者が女性に『○○ちゃんもなかなか床上手でしょ?』(平成28年6月)、『1日中欲しがってんだ。やっぱり○○ちゃんだよそれ』(同31年4月)と発言した場面が再放送された」これが地上波の放送で普通に流されていることに危機感を感じます。「あいテレビ側は、社会通念上許される範囲での下ネタは演出として妥当だったと反論。女性がブログで積極的に番組を紹介するなど「心から楽しんでいることがうかがえた」と主張」ということですが、番組の決定権を握る人たちに対して、フリーの立場はあまりにも弱いです。人権感覚、何がセクハラか、テレビの倫理が今問われています。東大の林香里教授はBPOを厳しく批判しています。
同性婚訴訟 高裁で初の違憲判断 カップル側の控訴は棄却
白河 桃子相模女子大学特任教授 新刊「働かないおじさんが御社をダメにする」
当事者の皆様が待ち望んだ判決ですね。友人のあるカップルは既にお子さんもいらっしゃるのですが、「もう10年も一緒にいるので、いい加減結婚したいです」とおっしゃっていた。異性のカップルと何も変わらない望みです。判決文が大変美しいのでぜひご一読ください。「同性婚を定めることは国民に意見の統一を求めることを意味しない。個人の尊厳を尊重することであり、同性愛者は日々の社会生活で不利益を受け、喪失感に直面しており、対策を急いで講じる必要がある。喫緊の課題として、異性婚と同じ制度の適用を含め、早急に真摯な議論と対応が望まれる」
世論調査でも賛成多数。世の中の幸せの総量が増えるだけで、誰が損をするのでしょうか?
日テレ、「セクシー田中さん」原作者死去で社内特別調査チーム「多大なる心配、深くお詫び」
白河 桃子相模女子大学特任教授 新刊「働かないおじさんが御社をダメにする」
日テレは社内調査チーム、小学館も内部調査というところに、なぜ第三者委員会ではないのかという疑問を感じます。現在は企業ガバナンスは大変厳しく、このような問題があれば迅速な調査、それも人ひとりがなくなっているのですから第三者による調査がなされるのが妥当と思います。一般企業ならまずは株主総会で厳しい糾弾があったり、海外の機関投資家の「人権」課題に対する厳しい目線もあります。企業倫理の問題としてテレビ局のガバナンスが弱いのではという懸念があります。テレビ局には外資規制などの特権があります。「外国人投資家が20%以上の議決権を持つと放送を行えなくなる」という規制で、テレビ局は「物言う株主」などから守られており、また経営陣も買収危機にあわず、安定した経営ができる。他社の経営陣から見ると「特権」なのです。しかしその分、権力が腐敗しないかという課題もあり、経営者には高い企業倫理が求められるのです。
【SHOGUN】日本を正しく描いた「ディズニー新作」がすごい
白河 桃子相模女子大学特任教授 新刊「働かないおじさんが御社をダメにする」
真田広之さんがしっかりと目を配って、いわゆる「ハリウッド日本描写あるある」(やたら混浴する、着物が左前など)は見当たらないですよね。日本人の目から見た本格的な時代劇が発信されているわけです。欧米人には受けそうというのが最初の方を視聴した感想です。しかしこれがアジアのコンテンツと競争することになるとどうだろうか? 韓国や中国でたくさん作られている架空の王朝を舞台にした時代劇は、本格的時代劇ではないにせよ、量産されるところを見ると需要も高い。明らかに女性受けを狙っています。中国の時代劇も昔の作品は頭をそった弁髪の皇帝がいたのですが、今はよほど時代考証にこだわるもの以外は長髪の前髪のある長身のキラキラした若者が主人公。女性の衣装も非常に美しく、刺繍やかんざしなど、失われた中国の華やかな文化を再現している。中国の若者の間でも古装でインスタに写真をあげるなど、ちょっとしたブームなのか? これを見て私は日本の時代劇もさかやき(月代)のをやめたら、もっと海外に受けるのではと思っていました。NHKの「大奥」は男女逆転の大奥を描いたチャレンジングな作品。衣装も美しくお金がかかっていました。これこそNetlflixにのせて海外に配信してほしいです。
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