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西武、松坂の引退を正式発表 渡辺GM「体調面、精神面で万全とは言えない状況…回復した段階で会見を」
鈴木 健太ジャーナリスト
松坂選手、本当にお疲れ様でした。いつかこの日が来るとは思っていましたが、寂しいです。
私も中学時代、松坂選手に憧れる野球少年の一人でした。PL学園戦、明徳義塾戦、京都成章戦など各試合を見るため、テレビ画面に釘付けになりました。
当時から流行っていた野球ゲームの影響で、スライダーは横に曲がる変化球だと思っていましたが、松坂選手を見て縦に落ちる種類もあると初めて知り、興奮しました。
日米通算170勝は素晴らしい記録です。しかし、200勝を超える活躍が見たかった気持ちも正直あります。プロ入り前からの「投げ過ぎ」が、選手人生後半のけがの遠因になっていないでしょうか。
ここ数年、タイブレークや球数制限の導入など、学生野球の世界が変わりつつあります。小中学生を含め、練習方法や選手起用法が「根性論」から「科学的なもの」にどんどん変わることを望みます。
フィデアと東北銀が経営統合 来年10月
鈴木 健太ジャーナリスト
フィデアホールディングス(HD)は私が山形支局記者だった2009年、山形の荘内銀行と秋田の北都銀行が経営統合し、発足しました。そしては今度は岩手の東北銀行と統合するとのこと――。人口減少と低金利を背景とした「激動」を改めて痛感します。
過去の取材で印象に残っているのは、奈良の南都銀行です。金融庁幹部の経験を持つ石田諭氏を副頭取に招いたり、山間部の郵便局内に銀行窓口を設けたり、経営計画に奈良県の県内総生産(実質)を10%増やす目標値を盛り込んだり、さまざまなことに挑戦していました。
ただ、全国の地銀があらゆる改革に取り組んでいますが、地方にいけばいく程、改革の努力を上回るペースで人口減少が進んでいるような気がして心配です。
パナソニック、テスラ株を全て売却 提携関係は変わらず
鈴木 健太ジャーナリスト
今回の売却益は米ソフトウエア大手ブルーヨンダー買収の原資などに充てるとのこと。テスラ株については「高過ぎる」との指摘も一部あり、良いタイミングだと思いました。
大阪経済部時代、パナソニック取材を1年間担当しました。誰もが認める歴史、伝統、成功体験がある上、グループ全体の従業員は約24万人――。そうした要素が時に足かせとなり、経営陣が「ハード」から「ソフト」への脳内転換をいくら呼びかけても、グループ全体への浸透は時間がかかると感じました。
どの業界の大企業にも言えますが、人事評価や人材採用を含め、企業風土を抜本的に変えないと、「成功体験」「前例踏襲」になかなか打ち勝てないように思います。
ソニーと比較され、「うまくいっていない」と評されることが多いパナソニックですが、期待を込めて今後の行く末を見守りたいです。
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