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FRB、保有社債を売却へ 年内のSMCCF解消目指す
Reuters
山岡 浩巳フューチャー株式会社 取締役・フューチャー経済金融所長
いくつかの意味で、優れたご判断と感じました。 まず、デットは持っていればいずれ償還が来ます(すなわち、わざわざ売るというアクションを起こさなくても、バランスシートから落とすことは可能です)。にもかかわらず、敢えて「売る」という、労力を要するご判断をされたことには、「マクロ政策によるミクロの資源配分への介入は最小限に」という「哲学」が流れているように感じます。この点は、米国のような人件費の高い国で、GAFAに代表される高付加価値産業が民間から次々と登場している力強さの源泉と思います。 また、言うまでもなく、FRBのバランスシート内に抱えるリスクを小さくすることで、今後の政策対応の自由度を高めるという意義もあります。 さらに、状況判断としても、昨年春のような異常な状況と比べ、企業のクレジットスプレッドの状況は鎮静化していますので、このようなアナウンスを行う上でも良いタイミングだったのではないかと思います。同時に、公的当局によるクレジット市場への安易な介入期待を払拭することで、個々の市場参加者にしっかりとしたリスク評価を促す、という意味合いもあると感じます。
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低下する円への関心、ドル安局面の「波」にも乗れず
Diamond Online
山岡 浩巳フューチャー株式会社 取締役・フューチャー経済金融所長
歴史的に見て、マクロ政策の「失敗」との評価がほぼ確立している事例は、1970年代前半の狂乱物価と1980年代後半のバブルですが、いずれも「円高恐怖症」がその時の政策を大きく突き動かしたのが共通点と思います。  これらを踏まえても、変動相場制を採る以上、円高、とりわけ対ドル円での円高を取り上げて過度に反応するのは、後々高くつく「その場しのぎ」であって、中長期的には良い結果をもたらさないと思います。  円高への懸念の非対称的な強さは、産業が十分に国際化を果たしていない証左とも言えます。また、自国通貨安は輸出刺激的かもしれませんが、一方で優秀な人材やリソースを日本に呼び込む上では障害となり得ます(これらの問題は、近年、ますます大きくなってきているように思います)。また、通貨をキーカレンシーにしていくという観点からも、当局が自国通貨安を指向していると思われる通貨は持ちたがらないでしょうから、やはり障害となります。  もちろん、だから円高が良いという訳ではありません。「為替レートは経済のファンダメンタルズを反映すべき」ということに尽きると思いますし、変動相場制を採っている以上、このプリンシプルに基づいた政策運営が重要と思います。
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