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JAXAサイバー攻撃に反撃 日本初「特定」の狙い
日本経済新聞
相良 祥之API 主任研究員
JAXAへのサイバー攻撃事案は、日本政府による、初めての公式な攻撃元の特定、いわゆるポリティカル・アトリビューションだった、ということ。これは極めて鋭い指摘。中国についてはAPT10 、北朝鮮もワナクライなどあり、米国を中心に攻撃元を特定し、日本も足並みを揃えて国際的な非難に参加したことがある。しかし今回のTickについては、まさに警察庁や警視庁など公安当局がJAXAなどと捜査し、攻撃元を特定したという点で画期的。各論としては人民解放軍が直接関与していたのか、留学生が関与していたので共産党の中央統一戦線工作部が関与していたのか、などいろいろ論点はある。しかし日本政府として堂々とアトリビューションを実施したということで歴史的に極めて意義深い。 令和3年4月22日 国家公安委員会委員長記者会見要旨 https://www.npsc.go.jp/pressconf_2021/04_22.htm ...本件事案を通じて契約された日本のレンタルサーバは、JAXA等に対するサイバー攻撃に悪用されました。  その後の捜査等を通じて、被疑者・関係者の供述をはじめ数多くの証拠を積み上げることにより、約200の国内企業等に対する一連のサイバー攻撃がTickと呼ばれるサイバー攻撃集団によって実行され、当該Tickの背景組織として、山東省青島市を拠点とする中国人民解放軍戦略支援部隊ネットワークシステム部第61419部隊が関与している可能性が高いと結論付けるに至りました。引き続き、事案の全容解明に向けて、捜査を推進してまいりたいと思います。  なお、サイバー攻撃への対応は、経済安全保障を含む国家の安全保障・危機管理上の重要な課題であると認識しており、今回の送致に当たり、攻撃の背景組織を特定するまでに至ったのは非常に意義深いものと考えております。外国の治安情報機関からも強い関心が示されているところです。
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