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ラグビー女子代表が同性愛を公表 助言に勇気づけられて
朝日新聞デジタル
松中 権LGBTQ社会活動家 / NPO法人グッド・エイジング・エールズ / プライドハウス東京 代表
「同性愛を隠し続けた時期もあるが、自分を受け入れてくれる人に出会えて、本当の私を出したい、知ってもらいたいと思うようになった。男子でも女子でも、今度は私が悩んでいるアスリートのスイッチになりたい」 ラグビー(15人制)女子日本代表の村上愛梨が、女性のパートナーがいることをカミングアウトしました。多くの人が勇気をもらったと思います。 スポーツは、LGBTQにとってのFinal Frontierと言われています。男性・女性に分かれる競技が多いこと、パワーやスピードを競う比重も大きくMasculinity(男性の特質)が評価されがちであることなどにより、LGBTQへの差別・偏見・ハラスメントが根強く残っています。 いじめ、からかい、噂、アウティングなど、当たり前のカルチャーとして存在していて、加害者側に全く罪の意識がないことが殆どで、指導者も放置するだけでなく、自ら加担したり、助長したりすることも多い現状です。 日本ラグビーフットボール協会理事の谷口真由美が、研修でかけた言葉が素晴らしい。 「あなたがいてくれるだけでいい」 「身近に性的少数者がいると自覚できたことはラグビー界にとって幸運なこと。性的少数者が安心してカミングアウトできる環境を作るため、学びの機会にしていきたい。カミングアウトされた時にどうしたらいいか迷う人が少なくないので、本人だけでなく所属チームも模範を作っていって欲しい」 ひとりひとりの意識はもちろん、スポーツ界が組織として取り組むことが急務だと思っています。
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ユニリーバ 広告などから「標準」をなくす 多様性尊重の動き
NHKニュース
松中 権LGBTQ社会活動家 / NPO法人グッド・エイジング・エールズ / プライドハウス東京 代表
言葉は、どの立場から見た世界であるか、が大切です。 特にマジョリティ視点の言葉は、差別や偏見を孕んでいる可能性が高く、日常で無意識的に使われることで、マイノリティへの「micro aggression/マイクロ・アグレッション(小さな攻撃性)を社会に固定化します。 ユニリーバが使用しないと決めた「normal/ノーマル(標準)」という言葉は、社会のなかに「abnormal/アブノーマル(異常)」な存在がいると、同時に発信するもの。 例えば、LGBTQではない人たちが、「自分はノーマルです」と表現することが多いですが、それを耳にするたびに、当事者の心に「あなたはアブノーマルです」という小さな言葉の棘が刺さり、抜けずに溜まっていくわけです。 言葉は、社会の固定観念を変える力もあります。 台湾のIT担当大臣であるオードリー・タン氏は、台湾でsoftware engineeringではなく、program designという言葉を意識的に使うようにしたところ、女性の開発者が増えていると語っていました。engineeringは男性的なイメージが強く、designは男女のイメージが固定化されていない言葉だからだと。 何気なく使っている言葉にこそ、意識的でありたいと思います。
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NORMAL