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大阪市の決定の反国際性―サンフランシスコ市との姉妹都市関係解消の意味すること
HuffPost Japan
近藤 秀将ベトナム国立フエ科学大学 特任教授
私は、これからのASIAにとって最重要となる視点は《都市間外交》だと考えています。 以下が、その理由です。 まず、外国人は、《国》レベルで見ると日本人とは異なるのは当然です。そもそも、外国人の定義は、「外国人 日本の国籍を有しない者をいう。」(入管法第2条)です。 しかしながら、東京都に住んでいる外国人は、法律上も我々日本人はと同じ「東京都民」であり、さらに豊島区に住んでいれば、「豊島区民」となります。 したがって、この点においては、我々日本人と外国人は、同じ目線で向き合うことができます。 これが【あるべきASIAの姿】へ到達する為の第一歩になるのではないか、という感触を得ています。 つまり、ASIAというのは、《国》が出てくると、そこにはすぐには越えることができない《壁》が顕在化します。 その《壁》の高さと存在感、そして強さは、見る者の心を打ち砕きます。 よほど強い信念を持っている人でも、その強さを保ち続けるのは容易ではありません。 一方、例えば、東京都と北京市は姉妹都市であり、その他にも多くの日本の自治体が、アジア各地の都市と姉妹都市提携を結んでいます。 また、現在最悪と言われている日韓関係において開催された『東アジア文化都市2019』においても、日本(豊島区)、韓国(仁川広域市)、中国(西安市)がそれぞれの文化を通じた健全な《外交》を繰り広げました。 【公式】https://culturecity-toshima.com このことから何が見えてくるか。 それは、まずASIAは《都市》レベルでの結びつきを強めていき、それを国レベルまで引き上げて行くという方法論です。 さらに突き進めれば、 《国》というアイデンティティとともに、 《都市》というアイデンティティを持つ❗️ となります。 それぞれの《都市》のアイデンティティをもって交流する。 《国》のレベルで考えれば顕在化する様々なーー 歴史問題、 一国二制度問題、 台湾問題等 ーー様々な《ASIAの壁》に肩や足を取られることなく、 我々は、ASIAという大きな視点で、自由に動くことができるのではないでしょうか。
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