大角 浩子

「注文処理→ピッキング→荷造り→お届け」の工程はカーブサイドピックアップも配達も変わらない。配達に力を入れる店舗は、同時にカーブサイドピックアップの導入も検討したらいいんじゃないかな。

「バーチャルフィッティング」はモール内全商品ができるようになったら、かなり効果がありそう ①着用時の印象 ②安っぽくないか を気にして結局店頭で購入するユーザーが多いはずだけど、①はクリアできることになりますね。

「届いてからのお楽しみ感」をどう演出できるかで、ECの売上は変わってくる。 オンラインは試食や試着ができない。試食代行はおもしろい切り口だし、食のライブコマースでは試食代行が当たり前になるかもしれないけど、リポーターと食の感覚や好みが一致しているわけではないのと当然ネガティブなことも言わないので、ユーザーがどう反応していくのか興味深い。 ファッションでは、身長や体型の違うスタッフが数名待機して試着代行なんてやったら面白いかもしれませんね。

ここ4年黒字の大戸屋が、今年3月は-6.5億円（営業利益） オイシックスと業務提携で食事サブスクのスタートは世の中のタイミングてき的にも、大戸屋の財務的にもベストタイミングではないだろうか。 自ら変化しようとしていたのか、変化せざるえなかったのかはわからないが、 ９月からすかいらーくのECも始まるし、 今秋から美味しいものが、もっとネットで買えるようになるなぁ。

米ではコロナの影響で「カーブサイドピックアップ」が急増している。 インターネットで注文した商品を店舗駐車場で受け取るサービス。 日本ではイオンが導入しているようだけど、言葉自体もあまり浸透していない。 店側は商品をピックして駐車場に持っていくだけなので、通販のように配送費用もかからない。 人件費はかかるが、うまく回せばこのご時世利益アップに十分貢献するサービスのはず。

ランドセルのようにストーリー性があるものは、オンラインでも売れる。コロナになっても孫や子供にはランドセルを買ってあげたいと思うもの。 zozoスーツの失敗でわかるように、デジタル採寸で洋服を購入するにはまだ壁だらけ。あえて１サイズ上げたい、これは小さめがいい、という場合がある。

これからは受け取りスポットの場所取り合戦になってくる。 AmazonはAmazon Hub、楽天は楽天BOXがある。 ７割が買い物してくれるのなら、再配達もいらないし両者にとって良い選択。

悩みレベルがどの段階にいる人をメインターゲットにするかでメディアの情報や組みたてが変わってくる。 ライトな悩みの人を広く集める→深い悩みの人へより専門的な情報やサービス（利益率良い部分） パートナーシップも多様化しているし、出産適齢期過ぎでから急に子供が欲しくなったというケースもよく聞く。 今後、どんなサービスがアドオンされていくのか注目したい。