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【日本市況】円安加速で150円台、当面緩和的と日銀-日経平均4万円
Bloomberg
榮 義博日本証券アナリスト協会認定アナリストCMA
「緩和的」とは、名目金利が名目中立金利を下回る状態、ないしは実質金利が実質中立金利を下回る状態を指します。 現在、予想インフレ率は1%を超える水準、金融政策変更後の名目金利(無担保コールレートO/N)は0.1%をやや下回る水準なので、実質金利は明確にマイナス圏にあります。 一方の実質中立金利は、直接観測することができないものであり、また日銀はその水準を示していませんが、IMFの推計によれば0%を若干下回る水準とされており、大きくは外れていないと思われます。 このため、現在の政策金利は「緩和的」と言えます。 ここで、仮に今後利上げを行うにしても、「緩和的」水準に留めおくとすればその余地は限られていることも上記から見て取れます。予想インフレ率が上昇しない限り、政策金利はかなり定位に据え置かれます。 このため、「当面は緩和的」とアナウンスされる現時点では日米金利差(ここでは短期金利)の大幅な縮小は見通せず、金利差縮小を期待した円買いは抑制的にならざるを得ないとの思惑が支配的になったものと思われます。 と後付けの説明を加えることはできますが、結局、為替レートは単なる交換レートであって明確な理論価格があるわけではありませんので、その時々の需給で決まってしまいます。
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レゴランド炎上、冷静に見て何がマズかったのか
東洋経済オンライン
榮 義博日本証券アナリスト協会認定アナリストCMA
ご本人が「高圧的」に感じたとポストされてます。 レゴランド・ジャパン社長の対応は、全体的に見て、宣戦布告か果たし状か、と思うような内容でした。 記事で挙げられている2点のほか、敬語の誤用が目立ちました。 もう行きたくないとポストしているくらいの相手(レゴランドに問い合わせしているわけではない)に対して、いきなり一方的にDMを送りつけた上で、「チームから連絡取らせて頂きます」などと「させていただく」の連呼。そこに相手方の許可を取ろうという意思がまったくないため、「あなたの許可なんて取る必要もなく、◯◯してやるぞ!」といった強迫めいた文章になってしまっています。 トップが対応すること自体はさして問題ないと思いますが、このような繊細な事案に対して、なぜ危機対応担当のアドバイスを受けなかったのか、なぜ日本の義務教育課程の国語力を習得しているネイティブによるチェックを入れなかったのか、疑問の残るところです。 【補足】 「させていただく」の濫用は従前から指摘されているところですが、今回はそれと同列には論じられません。簡単に分類すると下記のような感じかと思います。指摘されているのは③、今回は④にあたります。 「させていただく」の使用状況 ①相手の許可を得ている場合→正しい用法 ②概ね許可が得られていると判断できる場合→間違いとは言えない用法 例)パーティーで司会者が来賓に対して「◯◯(主催者)からご挨拶させていただきます」 ③許可が不要な場合→誤用 ④許可が必要であるにも関わらず許可を得ない場合→挑発または誤用(今回はコレ!) ④の誤用は、「させていただく」を使うことによって、使わない場合と比べて「許可を得ようとする意志がないこと」が強調されますので、最悪の誤用です。「させていただきたく存じますがいかがでしょうか?」または単に「いたします」とした方が良いでしょう。
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ニトリ社長に似鳥氏復帰 武田氏は海外事業専念
共同通信
榮 義博日本証券アナリスト協会認定アナリストCMA
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金正恩氏が岸田首相に異例の電報 能登半島地震「生活回復祈る」
毎日新聞
榮 義博日本証券アナリスト協会認定アナリストCMA
お見舞いのメッセージを送ったのは、党総書記ではなく国務委員長(国家元首・憲法上の国の最高指導者)としての金正恩氏です。 なお、官房長官によれば、「2011年の東日本大震災を含め、北朝鮮の最高指導者からわが国の総理宛てに地震などに対するお見舞いのメッセージが発出された近年の例は承知していない」とのことです。 なお、私が確認した限りでは、東日本大地震に対する北朝鮮の対応は下記の通りであり、日本に電報を送った事実は確認できません。 ※いずれも正確な名義(肩書き含む)は確認できず ①金永南氏:最高人民会議常任委員長(元首格)など → 朝鮮総聯議長に見舞いの電報 ②金正日氏:党総書記・国防委員長(国の最高指導者)など →朝鮮総聯を通じて日本赤十字社に義捐金10万ドル? → 在日朝鮮人に対する義捐金として朝鮮総聯に50万ドル? ③朝鮮赤十字会委員長 →日本赤十字社社長に見舞いの電報 さまざまコメントがなされていますが、 ・誰が ・誰に対して ・どのような立場で ・どのようなアクションを という点を押さえることは、事実関係の把握やその解釈を適切に行うために必要不可欠な「基本中の基本」なので注意しましょう
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