鈴木 順一朗

「経済成長をなくせば環境が改善される」というのはかなりナイーブな発想。 ソ連のチェルノブイリ原発事故や中国の大躍進政策の例を出すまでもなく、経済成長が停滞していた旧社会主義国においては、環境破壊のかぎりが尽くされている。 そもそも「経済成長を止める」という発想自体が、非人道的。 マルクスの亡霊は入れ替わり立ち替わり復活してくるが、こういう”気分”だけの議論にまどわされてはいけない。

攻めてますねー。楽しみ。

「今のトップにいるグローバルIT企業は製造業に比べて、まったく雇用を生み出しませんし、雇用を必要としないモデルなんです」鋭い。フォーディズムがアメリカの健全な民主主義をつくっていたという指摘も面白い。 GAFAは健全な民主主義どころか、新しい管理社会と衆愚政を作り出しているように思う。

声明に盛り込むのはいいが、実行力の裏打ちのない言葉だけでは、いざ有事が起きたときに対応は不可能。台湾の国家承認がベストなんだけどね。

要するに「英語は読めるけれど、聞けないし、話せない」という主張は、「ネイティブスピードの半分以下の速度でなら読めるけれど、ネイティブスピードでの会話はできない」という、ごく当たり前のことを言っているにすぎないというわけだ。

事業者がコロナの変動に合わせてビジネスの構造を柔軟に変えていけるかといったら口で言うほど簡単ではない。そもそもコロナの何が問題なのかを本質的に整理して問い直すべき。