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これから住むなら「東京」より「センスある地方」のほうが断然いい 内田樹×平田オリザが語る「人口減少社会」#1 - 内田 樹,平田 オリザ - 文春オンライン
BLOGOS - 最新記事
市川 文子株式会社リ・パブリック 共同代表
この記事「センスのいい地方」の真実がいっぱい詰まっていてどこから引用したらいいかわからない。そして引用する人によって刺さっている箇所も違うのが地方のポイントを多面的に捉えている証拠だと思う。 私のお気に入りは「センスのいい地方は女性が帰って来る」という箇所。帰省した時に女性が働かされる地方にはIターンどころかUターンだって帰ってこないというのは如実に今でもある現実を捉えている。 カルビー元社長だった松尾雅彦氏は日本でポテトチップスの市場を切り拓いた人だ。グラノーラの生産にも80年代から取り組み、もっと最近だとじゃがりこもあの商品を作ったことで工場に4000人の雇用を生み出した人でもある。 その松尾さんはNPO「日本一美しい村」の活動や著書の中で一つの理想形として語っていた。それが美しくそして人が積極的に戻るフランスやイタリアの農村部だ。特に著書の中ではイタリアの農村部が積極的に女性の出戻りを受け入れたことで子供が増え活気付き再生したことに触れている。 イキイキしたひとたちがのびのびとそして自分が価値があると思うことに没頭できる世界は素敵だと思う。訪れた地方の数だけ宝物のような社会が垣間見える、そんな風になれたらいい。
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「音楽がわからないやつは世の中のことがわからない」と僕は思う
現代ビジネス[講談社] | 最新記事
市川 文子株式会社リ・パブリック 共同代表
若林さんのお話はキャッチーなタイトルが付いていて、直感的に「そうだよな!」と共感する人と「なんだそれ?」と拒否する人が出そう。大丈夫かな笑。 うつろいやすいものとそうでないもの。変化のスピードは違うけどどちらも見ていかないと変化の本質を見落とすよ、という話だと理解しました。 若林さんの出版イベントで面白いな、と思ったのは、参加している男性のズボンが細いのから太いのまでマチマチなところ笑。それから会場にかかる音楽ががっつりヒップホップ。どこか「お前ら本当に俺が言いたいことが分かってるのか?伝わってんのか?」と挑戦されている感じです笑。 でも挑発されている側、大半は男性なんだけど目がキラキラしています笑。みんな若林さんのそういう態度に憧れている気がする。そこで私はこっそり思ったりするのです、「こういう生き方・働き方してもいいんじゃないかな」とも。好きな幅のパンツと好きな音楽と好きな思想を探求するのは違うようで同じ事である気がする。 音楽はうつろいやすいもの。でも過去を振り返ると明らかにそこに爪痕を残す者と一過性の流行りになるものがある。その二つの違いは、文章にあるR.E.Mしかり、流行に乗っかるんじゃなく、その時に起きている政治や社会を揺るがすような時代に対して表現の仕方も含め問題提起できたかどうかにあると思う。つまりうつろいやすいからこそ、「あれ、なんだか変だな?」という漠然とした私たちの感覚をいち早く表現できる所にあると思うのです。 なんだかカチコチした話になるけれど…スチュワート・ブランドのペース・レイヤリングという考え方があります。もう20年以上経つ考えだけれど、家が時を経るに連れてどう変化するのか、を示した本でその考え方は建築に留まらず情報システムの分野にも波及している。 彼はそのあと文明社会にもこの構図を当てはめているけれど、自然が一番時間による変化を受けにくく、上の層に行くに連れて文化ー統治ーインフラー商業ーファッションと移ろいやすいものへと移行して行く。 若林さんのこの記事はこういう長年ある話を、端的でキャッチーにガツンと言っている感じがする。そういう意味ではどこか音楽的じゃないですか。「お前ら分かってんのか」ってまた言われてる感じ笑。で、そういうの嫌いな人もいそうだなあ笑。
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【求人掲載】“住”を民主化する。ツクルバにエンジニアが集まる理由
市川 文子株式会社リ・パブリック 共同代表
この分野、これからもっと裾野が広がるはず。 オランダですでに20年の歴史を持ソーシャルイノベーション組織「KENNISLAND」ではこのような仕組みを使って「コミュニティの中で」「住む人が減ってしまった物件」と「住む人が増える物件」をスワップするということを実験しています。 「住む人が減る」。これは往往にして高齢者。連れ合いがなくなってもう一人で住むには広すぎる場合。「住む人が増える物件」。これは家庭を持った若いカップリングなどですね。 通常はそれぞれ物件の売却を元手にするわけですが、そんなリソース(お金や時間)がないのが、こういうタイミングの常。そこで金銭を介在せずに互いの家をスワップするという事を仲介するシステムという発想です。 経済的に見ると今までの不動産事業からすれば取るに足らないというのが難点ですが、ここでのポイントは、先に挙げた「コミュニティの中で」です。高齢者が一人になってから引越し…自分の慣れ親しんだ場所やご近所からまず離れたくないタイミング。そこで出来るだけ自分の住んできた環境の中でスワップできる住宅を探すのがこのサービスのポイント。 徳の公営住宅と比較的貧しい家庭を対象にしており、目的は新たな市場を作ることよりも市場の仕組みによって個人のQOLが下がりなおかつ行政の負担が増える事を下げる事にあります。 そういう意味では、不動産シェアエコノミーは多方面で理にかなっている。 ふと目に止まって求人情報に書いちゃったけど本当は別の記事にリンクすべきだったかな。
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スペイン議会、イノベーションを目的とした仮想通貨規制案を満場一致で支持
Cointelegraph
市川 文子株式会社リ・パブリック 共同代表
表題を見て、わ、スペインいよいよ来た!と思いました。 この記事のポイントは「レギュラトリー・サンドボックス」。子供が砂場で遊ぶように、一般の法改正をすっ飛ばして「まず今このタイミングでやってみる」という社会実験と実装に向けてのアクションの精神です。 つい先日訪れたマドリッドで市役所でもヒアリングを行いましたが、その男性曰く「スペインの法律は細かくて解釈の余地がない」とのこと。その点アメリカやイギリスの法律は解釈の余地が残されていて柔軟で羨ましいとのこと。つまり「すっ飛ばさないといつまで経ってもできない」という逆境がスペインの特徴です。 10年以上の不景気に悩まされ、また大都市とその他地域の経済的不均衡によって生じているカタルーニャ地方の独立などセンシティブな話題に事欠かないスペインにとって、どの地域に住もうとも平等で豊かに暮らせることが至上命題。ブロックチェーンもそれを導入することが重要なのではなくグローバル経済に左右されず富配分する方法の模索のための一手段にすぎません。 今まで暮らしが豊かなヨーロッパといえば北欧指すことが多かったわけですが人口も歴史も古く比較的保守的な国であったスペインの底をついたあとの躍進は意外にも日本にとって参考になるところが多いと感じています(食事も美味しいし笑)。 日本はあわよくば底をつく前に変わりたいですが…なかなか難しいですかね。
MindLab
MindLab
市川 文子株式会社リ・パブリック 共同代表
Mindlab in Denmark is closing this May. マインドラボ5月に閉鎖のニュース飛び込んできた。ちょっとショックだけど、そろそろかなという気持ちも。 マインドラボはデンマークのポリシーラボ。日本でいうところの経産省・文科省・厚労省が出資。省庁や自治体、企業などの依頼を受けてリサーチと解決策の提案を行う。スタッフは全員公務員として雇用される。 EUの調査によるとポリシーラボは平均3年と短命だそうだ。マインドラボは2002年創設だから15、6年も続いた事になる。実験的な機関がこれだけ続いたことがすごい。 サイトに行くとツールキットが充実していて、いわゆるデザイン思考に詳しい人ならおそらく馴染みある項目が並ぶ。今も昔もデザインが優れていて、下手するとそこらへんのデザインファームのサイトよりスタイリッシュでかつ出し惜しみがない。行政だからという妥協なく、オンラインもオフラインもデンマークらしいデザインで、デザインにうるさい人も一目置いていた。ヨーロッパにおけるパブリックサービスの変化を分かりやすく広く伝える名実ともに旗振り役だった。 この組織は意識改革を重視していて、多くの行政マンの出向も半年から一年という期間受け入れてきた。15、6年もやればある程度その役割も終わったとも言えるかもしれない。 一つ言えることは彼らのアプローチとは別に直接的な民主制を探求する動きが加速しているということ。その特徴はデータとデジタル。 マドリッドは市の職員がオンラインの参加型プラットフォームCONSULを開発。すでにこの仕組みが南米を中心に40都市以上で広がっている。デジタル担当大臣を迎えた台湾政府のvTaiwanも同様の動き。いずれも金融危機後のoccupyなど、変化を迫る市民の活動に端を発していて、マインドラボと比べると切迫感があり、より多くの市民が問題提起するところから参加が可能だ。ただ良くも悪くも扱う課題が生っぽく、その後のプロセスに多くの労力がかかりそうな印象。 いずれにせよ今後のデンマークの動きが楽しみ。そして今後は国ではなく都市から新たなモデルが生まれそう。規模はコペンハーゲンより小さい第2、第3の都市はサステイナビリティや循環型都市を掲げていて目に見える実験が始まっているだけに楽しみだ。
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