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炎上するミャンマー情勢に油を注ぐ米欧制裁外交の愚 制裁を巡り分かれる圧力重視の「米欧」と反発配慮の「中露」
JBpress(日本ビジネスプレス) JBpress 最新記事
土田 陽介三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員
一義的に責められるべきは、確かにミャンマー国軍でしょう。しかしながら、ミャンマーの歴史を振り返り、国軍の性格などを考慮した場合、少なくとも欧米のやり方が正しくなかったことも事実です。 「竹を割ったような」主張は、無責任な立場からはいくらでも言えるでしょう。とはいえ、事実はより複雑です。ミャンマー国軍を追い詰め、結果的に市民への暴力行為に導いたのは、いったい誰なのか。 今回については、欧米、特に欧州の責任が重いと私は考えています。アジア経済研究所などの地域研究者の諸先生方の声が一番参考になるはずですが、私は俯瞰した見方で現況を整理してみました。 なお日本が欧米の主張へ徒に与した場合、ミャンマー国軍との間で築き上げてきた関係が完全に崩壊します。一見迂遠に見えても、日本は日本として粘り強く、国軍との対話に臨むべきではないでしょうか。 なお最近の印象ですが、いわゆるSDGsなどの流れもあり、欧米協調路線を主張される方々が少なくないようです。そうした文脈からも、ミャンマー国軍の蛮行を非難される方々がいらっしゃいます。 蛮行は蛮行ですが、徒に圧力を加えればかえって国軍は殻に閉じ籠り、その矛先が最終的に市民に行きかねず、さらに内戦に突入する可能性が日増しに高まっている状況も理解して欲しいところです。
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