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敏腕マーケター 伊東正明氏は、吉野家をどう好業績に導いたのか。入社から現在までの戦略を追う
髙木 隆
とても学びが大きい記事でした。
「自社の強み×マーケットイン志向」により「戦う場」と「売る商品」を定める。自身の喫緊の課題として、「自社の強み」を深く考えたいと思いました。
余談ですが、「日本の食事は世界で勝負できるコンテンツ」に強く同意します。
米国に10年ほど住んでいましたが、特に比較的安価な外食業界において例えば日本のファミリーレストランよりもはるかに品質の低いモノに1,000円以上+チップを支払う。いつも、対価としておかしいと納得できませんでした。
言語・ネットワークの問題で参入をためらう飲食業界の方は多いもしれませんが現に、一風堂さんはNYで一杯2,000円もするラーメンを出しております。米国における相対的な対価という観点からだと妥当だと思いますし、日本のクオリティを現地でも提供できれば飲食業界のチャンスは大いにあるのではと思います。
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【一言】
消費者の「想起」に着目し、「マーケットイン志向」と「戦うべき場を的確に定める」ことにより好業績を生み出す
【まとめ】
題:「吉野家の好業績を生み出した施策の裏側」
・従来、マーチャンダイズ型経営=牛肉(原材料)の市場価格に業績は連動(プロダクトアウト)
・マーケティング視点を従来型経営に加える(マーケットイン)
・「想起」に注力
・「高たんぱく×低糖質」の引き出し(施策前:サラダチキン⇒施策後:吉野家)
・「テイクアウト」の引き出し (施策前:その他⇒施策後:吉野家)
・ライフタイムバリューの向上=「習慣化」が重要
・1日3食365日=1,095回の大きいサイズを狙う=朝食・テイクアウトに注力
⇒朝食は毎日同じ内容が続いても可⇔昼食・夕食は不可
⇒イートイン(男:女=8:2)⇔テークアウト(男:女=5:5)
なぜネット系企業はプロスポーツ事業への参入を進めるのか?
髙木 隆
記事内で言及されているスポーツコンテンツの魅力として「有限性」および「希少性」が挙げられていますが、「非再現性」についても追加したいです。
コンテンツとして再現できないからこそ「消化されない」ことも魅力だと思料致します。シーズン、選手、各試合は一過性のものであり、毎年新たな魅力を提供するため、「消化される」ことはありません。例えば、MLBに挑戦するスター選手は過去におり、その度にNPBの空洞化の危惧が叫ばれました。しかし、野茂選手、イチロー選手の後は、ダルビッシュ選手、田中将大選手等々がNPBを盛り上げており、現在も各球団でスター選手が必ずいます。
現在、新型コロナウィルス蔓延により覚めない悪夢をみているかのようですが、かつて当時東北楽天ゴールデンイーグルスの嶋選手がおっしゃった「スポーツの底力」で、近い未来、世の中を明るくして頂きたいです。
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【一言】
IT企業は未開拓であるブルーオーシャンとして、「プロスポーツ事業」を捉え
自身のビジネス領域が飽和になってきている現実を理解し、続々と進出の機を見計らっている。
【まとめ】
題:IT企業はなぜプロスポーツ事業へ参入するのか?
【スポーツチーム】
・スポーツ/チーム自体のブランド力/広報力の強さ
・不動産ビジネスの観点
・(過去)コストセンター→(現在・未来)プロフィットセンター
【IT企業】
・有限性/希少性のあるスポーツ/チームが持つコンテンツ力⇔無限コンテンツの成熟
・自身の進出するビジネス領域の転換点(オンライン→オンライン×リアル)
5G時代に突入。「1試合=1億円」スポーツ放映権の歴史を振り返る
髙木 隆
素人の考えですが、UGC(User Generated Contents )により個人が5Gデバイスを使い現地でライブ放送する未来が来るのではと、筆者は述べられているが、その予見があまりピンとこないです。
なぜなら、近年アーティスト・パフォーマーがコンテンツを無料配信する一方で、「ライブ」に対する価値は相対的に上がっているからです。その貴重な「ライブ」に接する機会を無駄にしてまで、自らの5G対応デバイスを使い、他人の為に配信するというところがあまりイメージできないです。たとえ、配信できたとしても放送のクオリティ等(巻き戻し、スロー再生など)はあまり担保できないのではと想像しています。
仮に筆者のおっしゃる予見が起こるとした場合、「放映権」の価値を死守するには各個人の5G放送にはない「付加価値」を加える他ないのではと思います。それは、例えば、MLBで試験的に実施された一塁上での選手同士の会話の放送などがあげられます。
結局「放映権」を売る側と買う側は一蓮托生のような関係の為、
買う側が売る側に求める一歩踏み込んだディールの内容がダム崩壊回避策のキーになるのではと思料致します。
NORMAL
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