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病床の多い日本でなぜ「医療崩壊」が起きるのか
田中 志歩集中治療室看護師
・日本の8割が民間病院である。
今の日本の民間病院は、病床数が80%以上埋まらないと赤字になるシステムです。
会社と同じで赤字が続けば当然倒産が見えてきます。健康な人が増えれば嬉しいかと思いきや、一定数以上病気の人がいないと潰れてしまうんですよね。
働いていて 意味わからんなぁと思います。
しかし、地域の生活者のライフラインを担っている責任から、倒産は1病院だけの問題ではありません。
ではなぜ国民にとって不可欠な医療なのに国営が少ないのか
議論すべき点は多いにありますが 今回は置いといて。
記事にコロナ患者の押し付け合いが病院間で起こっていると書かれていますが、現場の立場から一言。
コロナだから入院を受け入れられないのではなく、コロナでなくても、状況によっては入院対応できないのです。
24時間体制で救急受け入れを行なっている病院のスタッフは
夜勤であれば15時から翌朝9時まで不眠で働いています。
医師は翌朝の昼や17時過ぎても働いています。
これはコロナうんぬんの前から起きている医療現場の現状です。押し付け合ってるのではありません。
人が足りない これ以上は今いる患者さんの命を守れないと判断した時に救急受け入れを断わざるを得ない。
現場の声は政治に届いているのか。
否、届けようとする医療者がいない。
過去これまで医療者に注目された状況はない。
今こそ発信していきましょう。
【緊急映像】いよいよ登場、ワクチンで「コロナ時代」は終わるか
田中 志歩集中治療室看護師
動画の中、ワクチンを打てば、かからない。という認識があるのかな?と思いました。
1度ウイルスや細菌に感染すると、その病気に対する免疫がつき、記録として身体に残ります。そのため、多くの病気は「一度かかると二度とかからない」と言われますがインフルエンザは例外で、冬に大流行するA型だとか、人には移らないB型、子どもにかかりやすいC型。毎年少しずつ性質が変化しているため、ワクチンを打っても一生のうちに何度かかかります。
型が色々あって また変わるという事が分かった上で、
今回のコロナワクチンですが
経済再生担当の西村大臣が、「今欧米で流行っている形と、日本で流行っている形は違うと認識している」と発言されています。
欧米で流行っている型で治験されたワクチンを日本に持ってくるわけですが、要するに「日本で騒いでるコロナには効かないかもしれないワクチン」を推進していくというお話。
ワクチン否定派ではありませんが、皆さんもこの動画に出演されている方々のように、自分でしっかり考え意見を持ちましょう。私もちゃんと考えます。
大阪コロナ重症センターの看護師不足、吉村知事が自衛隊に派遣を打診
田中 志歩集中治療室看護師
コロナ重症センターでの看護師募集として
大阪看護協会の募集要項には
1 日本看護協会の会員であること
2 呼吸器装着時の管理の経験があること とされています。
私は京都で看護師をしていて、条件を満たすので応募しようと思い、昨日現職場の師長に相談しました。
結果 「ここの病院も、この冬いつコロナで満床になるか、クラスターが出るかも分からない。ICUも人数に余裕があるわけじゃないよ。志はすごいと思うけど、行かせてあげられない。」
どの病院も 行きたいと言われて 戦力となる看護師を出せる状況ではないです。冬は1年の中で1番忙しい(重症化しやすい)時期です。その中でこれから年末年始を迎えます。
コロナでも自分が力になりたいと思う意思がある上で
呼吸循環管理が出来、職場および家庭から許可が出て初めて応募できる 長い道のりがあります。
そして、1つ不安要素が。これは災害現場でも同じですが、集まったスタッフで1から医療チームを作ります。
個々の能力が把握できていない、また信頼関係がない中では医療ミスが起こりやすいです。24時間感染対策をするストレスに加えて、その現場での人間関係でのストレス、救えない患者様に対する自責の念。
精神的にひどく疲弊し、鬱になる看護師が出る可能性も十分にあるので、そのケアを十分に確保して頂きたい。
その覚悟の上で、私は応募しようと思います。
大阪モデルの「赤信号」初めて点灯へ 重症病床使用率63.6%と深刻な状態
田中 志歩集中治療室看護師
コロナ対応をしているICU看護師です。
重症病床と言われるのは、ICU加算をとっている治療室の事でしょうか?
ざっくり言うと、一般病棟では患者様7人に対し1人の看護師が担当できるよう人員配置されています。(7対1)
その点で、ICUなど救命救急では患者様1人に対し2人の看護師が確保される必要があり、これを24時間体制で行います(2対1)
そのため、実際には、ベッドが空いていても、必要な看護職員の配置が出来ず、入院させられないという状況がしばしば起こります。
感染拡大し病院がパンクする裏には、部屋はあるけど、対応できる医療者がいない事態が起こっています。
第一波二波の間は、医療者に感染し、医療崩壊というイメージが先行していた様に思いますが、
集中治療の役割をある程度理解し、呼吸、循環、鎮静、鎮痛などの全身管理を行える看護師がいてこそ、医療の質が担保できます。
単に医療者の補充をすれば良いという話ではありません。
集中治療専門医の常駐はもちろんですが、実際に患者さんに触れるのは看護師であり、集中治療に対する育成が重要だと考えます。
結婚や育児で現場を離れていた看護師が、職場復帰の際に、初めからICUで働ける方はほんの数%ではないでしょうか。
冬を見越して、医療者の育成までをしてこれなかったのは、どうすることも出来ないですが。
学生向け20万円給付金、LINEで申請可能 早急な現金支給を重視
田中 志歩集中治療室看護師
43万人が多い少ない、支給額が十分でない、色々意見はあると思いますが、
この文科省の取り組みからは、パフォーマンスでなくお金を手元に届けなければという思いが感じられます。
一律10万円の給付金は、市の職員が手書きで対応している。。この時代に手書き。。
PC操作が不得意で管轄外なら、地域でプログラミングが得意な人に依頼すれば、手間も時間も省けるのになぜしないの?
国民は現金を受け取れ、議論も先に進むし、何より市の職員含む国民の貴重な時間と労力を無駄に申請書にかけなくて済む と思っていた時のライン申請
概要にもあるようにスピード感が大事
足りる足りないでなく、ラインなど国民の生活に根付いた媒体を通した支給方法が取り入れられた事は、この国、政治がひとつ先に進んだ事と捉えます。
医療従事者に最大20万円の慰労金支給へ 厚労省 新型コロナ
田中 志歩集中治療室看護師
毎日毎日感染防護具を着て頑張ってきました。
今はエプソンが足りないので、ゴミ袋をハサミで切ってエプソンにして使っています。(私の病院グループでは1ヶ月56000枚必要ですが、36000枚不足しています)
ゴミ袋エプソンはとても暑くてヘロヘロです。。
雨カッパも使いましたが、汗で結露みたいなのができるので、冬に使いましょうとなりました。
感染者数は減り、疑いの方も少なくなりましたが、今後も熱源不明の発熱患者に対しては感染対策をこの先何ヶ月と続けていくのでしょう。
そんな中、夏のボーナスはないらしいとの噂。0です。
お金のために頑張ってるわけじゃないけど、
報われないなぁ、、
病院に慰労金の給付が送られると、きっと私達看護師の手元には届かないように思います。
みなさんも休業要請の中、大変な思いをされています。
もし慰労金が頂ければ、経済活動に回せるので
みなさんの元にもお金は回っていくのかと思います。
でも病院がとっちゃうと、、、お金は回らないような。
「若い人に高度医療を譲ります」 医師はなぜ「譲カード」を作ったのか【新型コロナ】
田中 志歩集中治療室看護師
「突然意識を失ったけど、今まで健康だったから延命の話なんてした事がなかった。」
「いつかは自分にも死が平等に来ると思うけど、自分の死、ましてや家族が死ぬ事なんて考えたくない。」
そういう方が多いと思うし、それでも良いと思うんです。
ただ、緊急時の延命の判断は何よりも家族に尋ねます。
愛する人の命の最期を1番近い存在の家族が判断するのはとても難しいです。
この譲カードは、本人に意識がなく、声が出せない状況でも家族や医療者に思いが伝わります。
生き死に関わる職種から見ると、
最後までその人がその人の意思で、人生を選択できる。
素敵なカードだなと思いました。
医療資源のある無しに関わらず、この様な意思表示のカードが普及する未来があっても良いなと思います。
抗原検査キットを13日に承認 15分判定、週20万件分供給へ
田中 志歩集中治療室看護師
各病院により異なりますが、PCR検査の結果が出るまでの間、個室隔離の必要性やその解除の判断は、複数の呼吸器内科医師や感染対策医の判断に委ねられています。
簡易な検査キットの普及は医療現場が待ちわびているものではありますが、CTや検査データから医師が行う判断と、PCR検査の結果が異なる場合、現場は混乱します。
偽陰性のニュースがあった様に、
実際、陽性疑いと判断され個室隔離していた方から陰性結果が出る場合は多いです。隔離解除した翌朝に熱が下がらないという理由で再検査する事がありますが、その時既にマスクとエプロンの一般的な感染対策に切り替えていたため、再検査で陽性となったらどうなるのか、、
看護師はじめ、リハビリや配食に関わる栄養科などが騒然となったのを覚えています。
24時間空けた結果が2回連続で陰性となれば隔離解除という基準の前の話で、結局陰性だったので良かったですが。
当然ですが、前線のスタッフは結果に振り回される毎日です。
難しい判断の中、医師達は指示を出してくれています。検査結果に頼りたい気持ちは山々ですが、今までよりも更に検出率が低くなる事を想定し、感染拡大に繋がらないよう現場では対応を続けていきます。
パチンコ店騒然、客と自粛派どなり合い 市職員は横断幕
田中 志歩集中治療室看護師
現場でコロナ対応している看護師として
「大声で話すわけでもないのに、感染が起こるはずがない」という認識に疑問を感じました。
利用客同士で話さず、マスクを着用していたとしても店内の椅子や玉の箱、そしてパチンコの機械に触る事でウイルスはご自身の手や衣服に移り、容易に感染が広がります。
感染しないというより、ウイルスをお店の外に持って出ないためには、店内にいる間中、目や顔、髪などに一切触れない事に集中しながらパチンコをする必要があります。
私たちは普段から、徹底的に顔や頭を触らないよう意識しながら働いていますが、
人が使った後のパチンコ台は、、全てアルコールで拭くなどしないと怖くて今は絶対触れません。
「人と話すかどうか」だけの問題ではないのです。
その認識が医療の現場と世間のズレに思います。
クラスターが起きてないから良いじゃん。ですが
起きれば私達がお家に帰れず、家族と会えなくなります。
パチンコ店だけのお話ではないというコメントに賛同します。そして
「みんなのための自粛」にどうか医療者のための自粛も心のどこかに置いてくださると嬉しいです。
新型コロナウイルス「最前線の医師」が語った本音
田中 志歩集中治療室看護師
日々現場でコロナの対応にあたる1人の看護師として賛同します。
「私たち医療従事者はいま別にお金が欲しくて働いているわけではなく、使命感で働いています。」
まさにその通りです。この事はどうか伝わってほしい。
陽性患者のケアは重症であるほど、同じ空間にいる時間が長くなり、接触頻度も多く、感染のリスクが高まります。
適切な防護具の使用で濃厚接触にはあたらないという指針ではありますが、実際の現場で陽性患者のケアにあたるのは
未婚者や一人暮らしなどの20代の若いスタッフがメインとなっています。本来、年齢に関係なく平等にケアにあたるべきでしょうが、小学生の子供がいる、親世代と同居しているなど看護師それぞれに家庭があり、医療者の大切な家族を守るためにも、家庭内感染を起こさせる訳にはいきません。
私は対患者だけでなく対同僚スタッフの健康も守りたい。
そして、皆さんの命を絶対に奪わせないという使命感を持ちながら、対応にあたっています。
NORMAL
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