Picks
15フォロー
3409フォロワー



【岸本拓也】高級食パン専門店は一般のパン屋と戦ってはいけない
清水 勝彦慶應ビジネススクール 教授
最近高級食パン店をよく目にするようになりましたが、あのプラス何百円かはどこからきているんだろう、食費が一定だとするとおかずが減ったのか(食費シェア)、それともエクストラの支出(=新しい市場を切り開いた)なんだろうかと考えてしまいました。Netflixも「スクリーンシェア」なんて言っていますが、本当の競争相手を見つけること、市場で的確なポジショニングすることはクリエイティブであるがゆえにとても難しい仕事と思います。

【秘録】スナップチャット創業者に、未来を賭けた投資家
清水 勝彦慶應ビジネススクール 教授
マーク・ザッカーバーグもジェフ・ベゾス並みの「えげつなさ」をもつことはいい意味でも悪い意味でも勉強になります。スナップを買えずに、第二希望(?)のwhatsappをシリコンバレーが驚愕するような高額で買収したのは有名。whatsappの創業者2人は大金持ちにはなりましたが、「口は出さない。広告も出さない」という約束を反故にされて辞めていきました(インスタグラムの創業者も同じ)。マークはその後スナップと同様の機能を実装させてスナップつぶしにでて、私もハラハラしながら見てました。今の状況を見ると、エヴァンスもベンチマークも正しかったのでしょう。競争はまだまだ続きますね。
「選択と集中」から多様性の時代に 磯田道史氏
清水 勝彦慶應ビジネススクール 教授
「選択と集中」がいつから語られるようになったのかわかりませんが、30年以上前に日立あたりが言い出したのでしょう。それから、企業も世の中も「選択と集中」になったかといえば?
確かに、最後のコングロマリットといわれたGEは凋落しましたが、総合商社は相変わらず頑張っているし、アイリスオーヤマはPCまで出すようになっている。ドンキやドラッグストアは食品を売って成長。一方で政治や公共手続きはコロナ禍で露呈したように「多様」なやり方が混在して相変わらず無駄が多い。磯田氏の書いたり出演されたりしている番組は好感をもって見ていますが、この論調は何の話をしているのか非常に曖昧で残念に感じます。
10年以上前に「やってみなければわからない」という趣旨の本を書いたことがありますが、シリコンバレーも含めリーンスタートアップ、実験重視、結果としての多産多死の新規事業開発はとっくの昔から当たり前になっています。企業活動に関する限り「多様性」と「選択と重視」はorではなくandです。
追加:先ほど翌日付日経本誌を確認したらタイトルは「マニアックさ日本の武器」。こちらの方がはるかに納得感が高い。

NORMAL