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高さ日本一 390メートルの超高層ビルの詳細発表 東京
NHKニュース
吉村 和馬明治大学大学院 理工学研究科 建築学専攻
三菱地所がコア・アーキテクトを務め、世界的にも有名な藤本壮介氏がビルの頂部を担当し、低層部を永山裕子氏が担当するとの事。藤本氏は武蔵美の図書館やパリの集合住宅など、奇抜なデザインと他では体験できない空間を提供してくれる、自分が好きな建築家の一人です。 SNSでは「高さ日本一と称してマウントを取り合っているだけでは?」、「こんな高い建物を作って耐震基準は問題無いのか」など荒唐無稽なコメントが多数見られました。この再開発は、都市基盤の整備として下水ポンプ場・変電所の更新・再構築などの周辺地域を巻き込んだ計画として、また防災機能を完備する施設として、街に対して良い恩恵をもたらしてくれるような計画となっています。 加えて現敷地に建てられている既存のビルが古いので、再開発としては合理的だと思われます。 しかしながらオフィス需要が逓減していく中で、中層部分の大半をオフィス空間に費やしてしまうのはもったいない。低層部分や屋上の他、中階層部分などに半外部空間や外部空間があればもっと面白いなあと思いました。東京・日本の象徴たる超高層建築として、「今後のオフィスビルの新しいあり方」を牽引する建物であって欲しいという気持ちです。 低層部は銭湯施設などの日本を代表する文化施設も多く、オフィスビルにありがちな無機質感を感じる事無く楽しめそうです。 また純粋に低層部分と屋上庭園が心地良さそうなので、是非完成したら訪れてみたいと思います。
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