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「紅こうじ」継続摂取の1人死亡 腎疾患、小林製薬が因果関係調査
atsushi okumura一般企業 臨床検査技師
この件の本質は「有毒性物質の混入が疑われる中毒」です。
サプリによる薬害とは本質的に異なります。
多くの方は事件を追えないのでしょうけど、本質と違うところで騒いでも事件の真相や防止策は得られません。
100万人が服用するサプリがあったとして10万人が将来、癌になったとしてもそれは日本人の普通の比率に過ぎません。
そこに因果関係があるかを調べなければ物事の本質は見えません。
薬でもワクチンでもサプリでも、服用者が一切の因果関係を無視して体調不良も病気もでないものを求めるのであれば、それはもはや『不良不死の薬』です。
それが科学リテラシーというものです。
「紅こうじ」サプリ入院26人に 小林製薬、健康被害拡大
atsushi okumura一般企業 臨床検査技師
医薬品と食品とか気にされない方も多いと思います、わかりやすい表示例を書きましょう。
A「〇〇に効くといわれる紅麹配合」
※紅麹は成分例として書いているだけ
→効く商品ではないです
B「紅麹を配合しているから〇〇に効く」
→商品に効能効果がある書き方です
どういうことかというと、
A は「〇〇に効くといわれる紅麹」=やや事実&「紅麹を配合」=事実
但し前後の文はそれぞれ事実でも、紅麹によって〇〇に効くとは「書いていません」ので効能効果を謳っていない単なる食品です。
Bは明確に「紅麹(有効成分)があるから〇〇に効く」と謳っていますので医薬品など製造販売承認申請を取らなければなりません。
これはパッケージによく使われる表現テクニックなので知っておくと便利です。
なお私は高橋Proと一部見解が違いまして、『市販後の安全性モニタリング」機能が、小林製薬には備わっていない』というより、商品が食品カテゴリなのでモニタリング対象外(そもそも義務がない)だからやっていないだけかと。
私が知っている時期ですが小林製薬さんは、各種業界団体の事務局も社内に場所を貸していて、そういう制度面については詳しい&握っているんですよね...
小林製薬、「紅麹」50社に供給=生産の8割、自主回収相次ぐ
atsushi okumura一般企業 臨床検査技師
何度もコメントしていますが今回は「サプリメントによる健康被害」が問題ではなく、「原材料による食中毒事件」です。
ここぞとばかりにサプリを非難するのは職業病かもしれませんが...。
原因物質の特定ができていないので推測ですが、菌を扱うことから
・麹をつける培養段階でコンタミネーション(別の菌も生えた)が発生した
・コウジカビそのものの株が変異あるいは別の株を用いた
・コウジ抽出段階や加工段階での製造現場由来の混入
が考えられます。
小林製薬がどこまで握っているかわかりませんが「外部からの異物混入(悪意ある持ち込み)は無かったはず」とコメントしているのは勇み足じゃないかと...。
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NORMAL
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