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【激論】世界で勝つため、日本人に「決定的」に足りないこと
伊藤 瑞希Sydney FC Professional Football Coach
凄く読み応えのある記事でした。
"フットボールはカオスだ"とも言われますが、だから、コントロール出来ない、選手に任せればいいとは、私は思いません。
坪井さんと中西さんが指摘しているように、いかに言語化をして、論理化するかが指導者には求められると思いますし、指導者がそのように選手に接していれば、選手も論理的に言語化出来るようになると考えます。
そして、全体と部分のどちらかに偏らないこと、これを忘れてはいけないことを改めて確認出来きました。ボールをコントロールすることに偏り過ぎて、また、数字として表れるデータに頼り過ぎて、サッカー全体の目的やチーム/クラブのプレーモデルを忘れていないか?
改めて、自分をアップデートし続ける必要性に気づかされます。
一風堂ニューヨーク店の成功でわかった、日本人の「ヒドい勘違い」
伊藤 瑞希Sydney FC Professional Football Coach
"日本の商品をニューヨークに売り込みたいという人に共通なのは、商品ありきのプロダクトアウトの発想で話がはじまることです。最初に相談されるのはたいてい、「日本で作ったいい商品があるんだけど、アメリカで売れないか」。「アメリカにある課題を解決できるから、アメリカに進出したい」と考えている人に会ったためしがありません。"
これは、日本のスポーツコーチングの状況にも当てはまると感じる。日本のコーチは、きめ細かく、分析(動作も試合全体も)やトレーニングのプランニングも出来る人が多いように感じる。もし、これをプロダクトだとすると、それをそのまま国外に持ち出しても、成功するとは限らない。上手くいかない時に、大抵の人が口にするのが、"言葉の壁があった"。もちろん、言葉は話せないより、話せた方が確実に良い。でも、"言葉の壁のせい"にして、自分のアプローチの仕方に目を向けていないのでは?
オーストラリアでは、言葉の壁はあっても、コーチとして活躍している外国人は多くいる。彼らは、オーストラリアの抱えている課題を解決しようとしたり、自分のスタイルを柔軟に変えている。日本のプロダクトは、良い。これには、私も納得だが、それが相手にとって、どれだけ必要なものかを伝えなければ、プロダクトの価値さえ知ってもらえない。
長谷部誠や永里優季はなぜ海外の壁を突破できたのか
伊藤 瑞希Sydney FC Professional Football Coach
ダーウィンの進化論の言葉を用いたのは、とても腑に落ちました。私も現在、オーストラリアでサッカーコーチとして働いていますが、オセアニアに有りながら、この国は国土が大きく、人口の少ないグローバル国家です。アボリジニといった原住民を除けば、元はヨーロッパから、そして、アジアや南米というように、世界中から人が集まります。その中でも、スポーツという競争社会で生き残っていくには、言語能力より伝達能力、精神的/思考的な適応能力、そして、専門性が必要だと私は考えています。
第一線で闘い続けている岡部さんだからこそ、説得力のあり胸に突き刺さる言葉の数々でした。
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