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本田圭佑、帰国して味わった日本食に感激「あの美味さで730円は安すぎ。値上げするべき」
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kawai syusaku外食企業  執行役員 営業部長
海外の方や金銭感覚値が同様の方の視点では、全く同感です。 一方で、日本国内での消費に視点を合わせると、物価と給与を同時に(双方を同比率で)上げない限り、物価だけを上げても本末転倒となる可能性が大きいかと。 外食産業に身を置いておりますが、飲食店側が最も恐る事の一つは、一品あたりの利益率が上がっても、客数が減少しそもそもキャッシュが減る事です。(値上げし、必ずそうなるという事ではなく、値上げに対する懸念の心理的状況です) また、現実的に、単品商品の値上げを実施すると、単品の利益率は上がるが、月間の利益率で見ると利益率が下がっている、という店舗も少なくありません。 その要因は、一品注文の比率が増え2品以上の同時注文が減ることにあります。 今までは、ラーメン+餃子/ラーメン+トッピング/ラーメン+ビール など、2品以上購入きていた客が、ラーメンのみ購入するという構造に変わっていきます。 ここに陥ると、特に個人店の様な毎日仕入れに近い状況のお店はキャッシュが回らなくもなります。 加えて仕入れ価格も高騰を続けているので尚更です。 単に、美味しさに対しての売価が低すぎる、あげるべき、という議論は簡単ですが、現実的な現場(特に個人経営の多い日本では)ではそう簡単な問題でもありません。 まずやるべき事=値上げ は、一時的な解決にはなるかもしれませんが、 メニュー構成全体を見直し、 原価率削減につながる低原価率のサイドメニュー商材を展開し、その商材の出数を上げ利益率へのインパクトを上げていくなど、 総体的な戦略が必須かと思います。 あとは、本田さんの様に売価以上の価格を払って頂ける方向けに、 「定価:730円/最低価格730円、730円以上でもOK」など、チップに近い様な価格表記も意外と当たるかもしれませんね笑
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