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【10連休に観よう】「ビジネスに役立つ」映画7選
「私にとって分からないのは、なぜ皆が同じことをするのかということだ」川久保玲
鈴木 涼美作家
川久保玲って感じの言葉で好きですが、何十億の人がいるとこで人と違うことをするってなかなか単純ではない。
大衆というのは基本的に個性を持たないものだけど、結構面白いこともあります。自分は人と同じ格好って嫌だと言っていた人のメイクや服と、個性とか興味ないと言ってこぞってみんなで同じ格好をしていた私たちギャルの装いと、歴史的に、或いは国際的に、今結果的に見るとどちらが個性的だったか。顔を真っ黒に塗って白のアイシャドウに黒マジックで目を描いていたのは、人と違うことをしようなんて全く思っていなくて、みんなが同じで楽しいよねってやってたことだけど、今その頃の渋谷の写真は外国の人や当時を知らない若い子には奇抜にうつっている、面白い人たちと思われてたりもします。
みんな同じでダサいとか、一番つまらない人たちと思われていたし、実際私たちはみんながやってるからという以外に特に理由もなくあれに固執してただけだから何もすごくないけど、そんなことも結構あります。
結局、『不老不死』は実現できるのか?
鈴木 涼美作家
連続性と再現性がある状態で生き続ける、というのを不死の定義としているのが面白かったです。アニメのように意識をロボットに移して、肉体が朽ちても死なない、というのはその定義では不死ではない。ただ、ではiPS細胞などを使ってメンテを繰り返し、死を限りなく先延ばしにする不死が可能になったとして、その身体はロボットとどれだけ違うのか、というのは興味あります。すでに、ほとんどサイボーグのような肉体の美魔女はいらっしゃいますが、その存在に連続性と再現性はあるのかどうか。ロボットではかつての自分の身体との連続性がなく、同じように思考をすることはないかもしれないけど、では整形で全身作り変えている人は?アルツハイマーでかつての人格を失った人は?もしかしたらすでに一度死んでいると言えるのかもしれない、とちょっと思いました。
国家公務員、女性採用率35% 19年度、過去最高
鈴木 涼美作家
ハーバードのロースクールは創設から200年たって初めて入学者の男女比率が5:5になったそうです。日経新聞は私の入社時の新入記者は女性が20%でした。女性活躍の機運が高い米国でも200年かかった。かつてほぼ男性のためにあった場所を男女のための場所に作り替えていくのはそれくらい大変なことで、そういった意味で着々と進んでいるように思います。途中離脱は女性の方が可能性が高いとも考えられますから最初はもっと多くてもいいくらいですが。
女が自分がやりがいを感じる仕事をできる社会は素晴らしいけれど、同時に、子育てに比重を置く女性が肩身が狭くならないような社会でなくては意味がない。働く女性が偉くて主婦が劣等感を感じたり、女性ならではの職種が下に見られるような社会は女にとって再び息苦しくなる。多くの尊い選択が比べようのないしっかりした価値を認められるよう、未来を支える官僚さんたちには尽くして欲しい。
コンビニ新時代へ 出店にブレーキ 従業員の負担軽減へ
鈴木 涼美作家
フランチャイズ店のオーナーや従業員の負担軽減は重要な課題で、できればフランチャイズ式経営を管理する法律によって対処すべきだとは思います。
ただ、コンビニの24時間営業や店舗数にものすごく大きな恩恵を受けている人もいます。私もそうであることが多かったのですが、人と稼働時間が違う仕事をしていると、自分が仕事を終えた時に街は動いていなくて、社会から弾かれているような気になりますが、コンビニがいくつかあいているだけで、配慮されてる、受け入れられていると感じたものです。
コンビニには便利、という以上の意味があり、少なくとも17:00に閉まってしまう役所なんかよりずっと社会的な貢献が高いものです。多少価格をあげたり、補助金や奨励金を出してでも24時間営業をできる限り残して欲しいと考えます。
「セブンは24時間営業やめろ」と無責任に主張する人に欠けた視点
鈴木 涼美作家
「フランチャイズ店オーナーを守る仕組みをつくらなくてはいけない」と「24時間営業をやめるべき」は違う話で、前者を強く支持するけど、後者はなんとか回避してほしい、と思う人も多いはずだと思います。もちろん、国の規模を縮小しなくてはいけない時代にあれもこれもというわがままは通じないのはわかるけど、コンビニの24時間営業は、夜職出身としては本当にありがたい、素晴らしいサービス。今は夜職ではないけど、やはり完全夜型なので、いつも本当に助かっています。
なんというか、昼間の真っ当な時間に生きている真っ当な人以外の私のような人間も、ちゃんと存在を認めていますよ、と言ってもらっている気がするのです。社会ってマスの人以外の労働者もいて、そうやって成り立っているの、ちゃんとわかってるよ、とか。24時間営業って、どんな働き方の人もちゃんとしたお客さんですというメッセージでもある気がします。
フランチャイズ法が整備されていない中で苦労されているオーナーをきちんとサポートした上でセルフレジの導入など、なんとか24時間営業を続けてもらえるよう、願っています。
「お寿司の食べ方」「寿司ネタ」を英語で言えますか?
鈴木 涼美作家
昔、うどん屋さんでフレンチスピーカーのカナダ人に話しかけられて、普通に話していたけどいざ私のうどん御前が運ばれてくると、意外と食材の説明ができない!と驚きました。向こうもネイティブではない、こちらもネイティブではない、目の前にあるのは、ミョウガ、とろろ、麦飯、三つ葉、おふ、もみじおろし…。やまいもってなんだ?マウンテンポテトじゃないよな…とか、ミョウガはもう生姜ってことにしちゃえ…とか。
日本人はテストの英語力はありますが、いかんせん英語を話すのが嫌いなのか無視しがちな気がしますが、普通にしゃべるとうどんひとつ説明するのも難しいんだな、という面白い発見もあるし、ぜひ観光客も、自分の旅行で出会う異文化の人たちも無視しないでほしいです。そういう意味で中山さんの記事はいつも面白いです。
NORMAL
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