Picks
214フォロー
12519フォロワー
急成長ブランド「HOKA」のマーケットプレイス戦略とは?
田中 慎一(株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役
2016年にフレンチリビエラマラソン(ニースからカンヌまでのフルマラソン)と2017年のニースでのアイアンマンに出場したときは地元ランナーの間では圧倒的にアシックスを履いている人が多かったんですよね。ちなみに、2位がミズノ。
それが2018年になると「へっ?なにこれ??」と思ったんですが、参加者の足元を見たら、たった1年でHOKAが首位の座を奪ったかのような様子の変化でした。
私が所属する南仏のトライアスロンチームのコーチも地元フランスのブランドということもあり、HOKAがスポンサーしているのでシューズを見せてもらったときは「何これ?ダサーっ!」と感じたものです。ソールが分厚くて重そう。。。と。こんなの履きたくないな、と。
それがなんということか。めちゃ軽いことにまず驚いたのを覚えています。日本では厚底シューズといえばNIKEのイメージですが、フランスなどヨーロッパではHOKAがはじめての厚底シューズと見ていると思います。
スイスのONを厚底と呼ぶかは分かれるところですが、スイスでは圧倒的にONが支持されています。あと厚底として連想するのがNEWTONですが、こちらは2010年代前半がピークでその後、特に日本では完全にオワコンになってしまいました。
たぶんHOKAは伝統的にスポーツブランドが宣伝効果として狙うトップアスリートの領域は不要と考えていて、当面は市民ランナーや普段使いを主戦場と割り切っているかもしれません。
コミュニティを大事にしている姿勢がひしひしと伝わってきましたが、私の南仏のコーチもしょっちゅうパリなどで行われるランイベントに駆り出されています。
ちなみに、私はランニングはアシックス、普段使いはオールバーズです♪
航空大手ボーイングが直面する「熟練工の消滅」とトラブル頻発の関係
田中 慎一(株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役
ボーイングは、2011年からの10年間で研究開発費用330億ドルに対して株主還元に2倍の680億ドルをかけていました。
パンデミックで6兆円超の支援を求めて米政府に泣きつく前、そして、737Max墜落事故の犠牲者家族にボーイング幹部が心ない言葉を言い放つ前の3年間にいたっては、研究開発費100億ドルに対して株主還元に300億ドルを使っていました。
株主を過剰にもてなすのも株価を上げて自分の報酬を上げたいからでしょう。それで債務超過になっているのだから目も当てられません。
本当にボーイング幹部はどっち見て仕事しているのかな???と思います。
【衝撃】スノーピークが前年比99.9%減益でMBO実施へ
田中 慎一(株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役
上場なんてしない方がいい会社ってたくさんあります。箸の上げ下ろしまで指導されることによって、のびのびとしていた本来の良さを失ってしまうというか。私から見たらスノーピークもそうです。
バルミューダもそうですし、もっと言えば古くは電通などもそうでしょう。上場にもっとも向いていないとも言えます。
あと、意図しないブームが到来して勢いにまかせて一時のモメンタムで爆速成長した会社がその後業績が落ち込む、いわば「需要の先食い」のような現象って避けるのが難しいのでしょうね。
いきなりステーキのペッパーフードサービスもそうでしたし、ワークマンは増益が止まっただけですが今後が少し気になります。
新興エグジット、M&Aが増加 23年は5%増の123件
田中 慎一(株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役
アメリカやイスラエル、インドあたりのスタートアップはハナッから「GAFAMへ高い値段で売りつける」のをゴールに起業する起業家が多いですよね。IPOを目指すスタートアップはきわめて少数派です。
起業家にとって箸の上げ下ろしまで指導されて手足を縛られるIPOはコストや苦労(エクイティコスト)に見合わないし性に合わないと考えています。
一方、日本は伝統的にIPOが当然のようにゴールとされていました。大企業側にスタートアップを買収しようという意欲がなかったこともあり、かつてはVCも「M&Aによるエグジット金額はショボい」と、とっととIPO準備に着手するよう起業家が急かされるといった時期がありました。
なにかと日本とアメリカの中間に位置するヨーロッパはどうかと言うと、去年11月にフランスへ出張に行ったとき、VCから出資を受けているスタートアップ経営者の何人かとお話ししていたんですが、「IPO」という言葉は一度も登場しません。IPOなんてまったく考えておらず、当然のようにM&Aがエグジットです。
日本も近年は変わってきたなあと感じます。
【日経平均1066円高】ランキングが語る「一軍企業」の特徴
田中 慎一(株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役
バブル末期の史上最高値は日本中が浮かれていたお祭りの中でのあり得ないレベルの割高価格でしたし、日経平均株価の算出方法も対象銘柄も変わって連続性がなくなっているし、いまの相場を過去のそれとくらべるのはしっくり来ない面があります。
また、国内の株高を支える新興産業が少ないという課題も依然として残っています。
とはいえ、デフレマインド、低欲望社会が骨の髄まで染みついた日本で、史上最高値の更新がわれわれのマインドに与える影響はそれなりに大きいのではないかと思っています。
日本が自信を回復させるためにもまずはとっとと更新してほしいと思います。
スノーピーク純利益99%減 キャンプ失速が如実に
田中 慎一(株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役
パンデミックにあわせて激増したアウトドアのアクティビティに関連する消費は反動が見えます。
たとえば、パンデミック直後から売上が伸びた自転車は高級自転車を中心に売れなくなってきています。一時期は納品が数か月待ちなんてこともありましたが、いまは落ち着いています。
もっとも、減益になっているものの売上は増えて続けて健闘しているサイクルベースあさひのような会社もあります。
ゴルフも同様ではないでしょうか。
キャンプ用品、自転車、ゴルフ倶楽部などは一度買えば耐久性もあるし、なかなか買い替えが起きないものです。
NORMAL
投稿したコメント