ホーム
20フォロー
94フォロワー
【独自】ブロックチェーンが果たす「アートの民主化」
NewsPicks編集部
施井 泰平スタートバーン株式会社 代表取締役
錚々たるプレイヤーたちのそれぞれの観点から見たアートマーケット特集の最後、未来を考察する回に取り上げていただきました。民主化というと多数決をイメージする人が多いと思いますが、僕のなかではそうではなく、誰しもが知ることができ、楽しめ、世界中のどこ出身でもシームレスにトップまで辿り着ける世界を意味します。 今では市場が成立している野球業界も、プロ野球が出来る前までは食べられる選手も少なく、野球人口も少なかったと聞きます。野球はルールが複雑だし直感的な要素がサッカーなどと比べ少ないけど、好きな選手がいたり若い頃からの経験を通じて楽しみ方を理解している人が多いことで市場が活性化しています。プロ野球のようにトップが充分に反映し、充分に情報を発信する世界になれば、自ずとピラミッドの下部も広がり市場は反映していくと信じています。 アートがそのようになるまでに課題は少なくとも2つあります。1つはトップ層の情報集約と連結、それに伴う市場のプロトコル生成、もう1つはボトム層の隆盛がトップにシームレスに繋がるルートと継続するインセンティブの確保です。ブロックチェーンを活用すると各段階を担う団体を「つなげる」ことが出来るというのもブロックチェーンの大きな可能性であると感じます。 ブロックチェーンでないとダメな理由がわからないというコメントが多いようですが、いずれホワイトペーパーなりで全貌を公開する予定となっています。脱中心的な設計、インセンティブ設計などもさることながら、何よりも還元金のようなルールの実行をスムーズにする設計、市場全体で最適解を模索することが出来る設計でブロックチェーンならではの仕組みを活用します。当然、ブロックチェーン上の情報と作品情報の紐付けに関する課題にもかなりの時間を割いて現時点での最適解となり得る仕組みを用意しております。乞うご期待。
467Picks
NORMAL