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教育実習に特例措置 やむ得ない場合、なしで免許取得も
朝日新聞デジタル
森田 太郎LXデザイナー
《 教職免許って必要ですか? 》 広辞苑によると、 **************** めん‐きょ【免許】 ①特定の事を行うことを官から許すこと。官許。太平記24「開山別儀を以て末寺たるべき由、申し請けらるるに依つて―せられ候ひき」。「教員―」 ②(→)名対面なだいめん1を許されること。名謁みょうえつを許すこと。 ③〔法〕 ㋐(→)許可2に同じ。 ㋑(→)特許1に同じ。 ④師から弟子にその道の奥義を伝授すること。また、その書付。ゆるし。 **************** とあります。 ④は心から納得がいきます。 自らが教えを乞うた師匠のもとで学び、修行し、その技、そして、心を体得し、そして師匠からのゆるしが出るのですから。 これは、誉れですし、その師匠が優れた教師であるならば、もう納得も納得ですし、信用に値します。 ぼくが教師として歩んだ道を考えてみましょう。 初任校で出会った綺羅星の先生たち、当時お世話になった副校長先生から免許が出されるのであれば、まさに師匠ですから、これは最高の免許状になります。 子どもとの接し方、子どもが主役で、文部科学省が「主体的」という言葉を使う前から主体的を突き進んだ授業をしていた先生方でした。 ですから、今でも、地域にその心が根付いています。 子どもが大人になる意味と価値を見事に証明した教育の意義がここにあると思いました。 そして、品川でぼくを成長させてくれた校長。 彼女はまさに教育者。人育てのプロでした。ぼくの一挙手一投足を見続け、厳しく育て続けてくれた彼女から免許状が渡されるのだとしたら、感謝と共に生涯の宝物となるでしょう。 また、学校外でも。 とにかく、甘い考えが少しでもあると怒り続けてくれたオシムさん。 子育ての極意を教えてくれた「子育ての神さま」池上正さん。 親がどうしたら子どもと向き合うことができるのか、親をどのように育てていくのかを教えてくれた高濱正伸さん。 そして、和田中学校で、生徒と真正面から向き合う大切さと地域の大人たちを大切にしていく姿勢を見せてくれた藤原和博さん。 彼らから免許状が渡されるのだとしたら、ぼくにとっては、本当の意味で免許になると感じます。 ところが、今の教育職員免許状はどう考えても、 ①特定の事を行うことを官から許すこと。 でしかないですよね……
小中学校「夏休み短縮」が先生にも子どもにも及ぼすマイナスの影響(森田 太郎)
FRaU | 講談社
森田 太郎LXデザイナー
《 夏休みはワクワクしないと! 》 子どもたちにとって、夏休みって1年で一番ワクワクする時ですよね。 ぼくが小学校の教師をしていた時も、1学期の終業式の日の子どもたちは、いつも目がキラキラしていて、好きでした。 ほぼ1ヶ月の期間、自分がしたいことを思う存分遊べるって、最高です。 ボスニア・ヘルツェゴヴィナにいる時は、また違った意味で人々が夏休み前にソワソワしているのが楽しかったですね。 ボスニア・ヘルツェゴヴィナでも、セルビア、クロアチアでも、ふだんはゆるゆると過ごしている大人たちが、やたらと機敏に動き出します。 夏休みに出かけるところをCaféや家庭や、仕事先で話し合い、やれどこがいい、あそこの海がいい、あそこのルートが渋滞しないだの、1月前から計画づくりを楽しんでいました。 「夏休みのために生きているんですか?」 そう思ってしまうほどでした。 浮き足立つとは、このことを言うんだなぁって感心したものです。(笑) 日本でも、小学校の先生時代に過ごした夏休みは、今も自分にとって人生の糧を得る貴重な時間でした。 大人の都合で、子どもから夏休みを奪うのは愚行であるのは言うまでもないことです。 ところが、学校の先生の夏休みを奪うことは、巡り巡って子どもたちに大きな皺寄せがいくことを、世のお父さん、お母さんたちにも知っていただきたいと思います。
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