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(社説)コロナと自殺 生きるための支援急げ
朝日新聞デジタル
池 芳朗新潟 自殺防止ネットワーク 代表
対面ではなく遠隔での支援、相談窓口であっても、結局は狭い一室に並んだ電話を受けている以上、活動を制限せざるを得ない。 自殺対策に動いておられるのは、特に電話相談のみの団体ではご高齢のシルバーボランティアの方も多く、なおのこと今の時代や、現状のコロナ禍にあった支援、相談窓口のあり方にシフトするには時間もかかりそうです。 それと、4月の自殺者数が話題になっています。 月別でみると例年、3-5月が自殺者数がもっとも多くなります。 相談を受けていて感じるのは、この時期は職場や学校での環境の変化が大きく、特にストレスを抱え込みやすいことです。 そう考えると「職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが要因」というのも頷けます。 ただし「悩むことが少なかった」というよりも「環境の変化にダイレクトに晒される機会が少なかった」ということだと思います。またその機会がコロナウイルスの関係で単に遅れているということであり、特に何が解決したわけでもありません。 自殺はさまざまな生きづらさを抱えた中での、最後の選択といえます。 数字への一喜一憂にはあまり意味がありません。
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