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イオンシネマ、移動の手伝いで「従業員が不適切な発言」と謝罪。車椅子ユーザーの介助巡り議論に
ハフポスト日本版
盛夫 東郷一橋大学
この記事では背景の事情に殆ど触れられていませんが、そのあたりはこちらの記事がくわしいです。 https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/03/16/kiji/20240316s00041000384000c.html それによれば、 ・イオンシネマ調布には車いす席が用意されているが、車椅子ユーザーはそちらではなくプレミアム席「グランシアター」の使用を希望した →席までの移動だけでなく車いすから降ろして席に座らせる、上映が終わったらまた車いすに乗せる介助が追加で必要に ・車椅子ユーザーは過去に2回同様の対応をさせていて、記念撮影までさせていた ・劇場の従業員は「この劇場では人員に限界があり段差もあるから、今後はこれらに対応できる別の劇場を使った方がお互いによいのではないか」と提案したにすぎない →一方的に使用を拒否したわけでも乱暴な発言をしたわけでもない これらの事情を前提にしたなら、イオンシネマの従業員の対応に問題があったとは私は思いません。 道義的にはもちろんですが、法律上も車椅子ユーザーの要求は改正障害者法が事業者に義務付ける「合理的な範囲での配慮」を超えていると思われます。 自民党の裏金政治屋達の言動を例に出すまでもなく、どんな理由があろうと、自分は特別扱いを受けて当たり前、その結果周りがどんな迷惑を被ろうとお構いなしという態度をとれば嫌悪や拒絶を招くのは当たり前です。 敢えて問題があると指摘するなら、たとえ善意であったとしても、特別扱いを受けるのが当たり前だと誤解させるような対応を一度でもしてしまったことなのかもしれませんが、それを問題だとしてしまうことは善意を無意味に封殺するだけでしかありません。 一部の人間の振る舞いによって、本当に他人の善意を必要としている人達までが嫌悪と偏見に晒され必要な支援を受けられなくなったとしたら、本末転倒そのものです。
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