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「殺したがるばかどもと戦って」 瀬戸内寂聴さんの発言に犯罪被害者ら反発「気持ち踏みにじる言葉だ」 日弁連シンポで死刑制度批判
産経WEST
毛織 物弁護士
この発言は、被害者遺族に対して向けられたものではないでしょ。 遺族たちがいる場でビデオメッセージとして使われることをきちんと説明されていたのかがそもそも疑問。 自分の家族が殺されたら、と遺族感情を思うと、報復を望むというのが大方の感情で、私もそうだ。死ぬべきと思う人は実際にいて、寂聴さんのように生命至上主義はとれない。 ただ、現実としては、被害者感情というのは複雑で、遺族が報復を望むとしても死刑の存置、加害者の処刑が本当に被害者遺族のためになるかは難しい。 被害者感情を尊重する制度の設計について、日本は遅れている面もあるが、現行では、遺族が裁判に参加して意見陳述する制度ができている。 しかし、この制度にも悩ましい部分はある。 以前、遺族が参加している裁判に関与した際、遺族は法廷で、被害者の命の尊さと加害者への憎しみをこれでもかと訴えたが、判決は無罪だった。 裁判官が退席した後、遺族は嗚咽まみれに倒れて過呼吸になっていた。何のための被害者参加なのかよくわからなくなった。 司法や刑罰というシステムそのものは、根本的に被害者遺族に正面から向き合うものではないということをきちんと踏まえなければならない。遺族感情の尊重、ケアのための制度設計は急務だと思うが、司法そのものを遺族のための制度であると勘違いさせてしまうと、かえって制度のドライな側面に遺族が傷つけられることになる。 遺族に同情するだけでなく、真剣に何が遺族の救いになるのかに目を向けるほうが大切だと思う。
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毛織 物弁護士
久々に。 馬鹿らしい話ですが、カツ丼をあげたら即証拠にならないというよりかは、弁護人側が任意性で争う余地が生じてしまうので捜査機関側もそんなヌルいことしないわけです。 ちなみに、昨今の裁判所は、公判中心主義といって、取り調べ室での話をまとめた供述調書を採用するよりも、法廷で直接話を聞くべき、という向きが強まりつつあります。 供述調書はどうしても警察、検察がまとめたものなので、生の言葉とは乖離しがちなものですし、同じ言葉にしても文字で読むのと実際の声を聴くのとでは心象も変わってきます。 捜査機関からすればせっかく作った供述調書無駄にすんな、というところでしょうけどね。 追記 》hmkcmさん 弁護士の同伴、アリな話ですよね ただ、取り調べ段階で弁護士がついているとは限らない、そもそも必要とは限らないという中で、同伴を義務づけてしまうと、弁護士の調達のために時間がかかったりして、捜査が遅れ、かえって被疑者の身柄拘束時間が伸びたりしそうです。 権利として任意に立ち会えるという制度はとっても良さそうです。 ただ、捜査機関側からすれば弁護士に口を挟まれるのは物凄く嫌でしょうし、実際問題として、事案の究明とは逆方向に働くと思います。 取り調べ時の違法遵法の問題は、録音録画の対象が今後ますます広まればかなりの部分が解消されていくと思います。
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毛織 物弁護士
荘司先生のコメントは不倫に対する一つの見方かと思いますが、僭越ながら反論いたします。 確かに不倫の被害者は妻に他なりませんが、被害者でない人間は非難を向けるべきではないというの違うかと(荘司先生はそこまでの意図はないかもしれませんが。) 例えば、議員が暴行事件を起こしたとして、それは当然被害者以外も非難を向けることができます。そして、その非難の根底にあるのは、単に暴行が法に反するからというわけではなくて、他人を傷つける行動が道義に反するからです。 不倫も他人を傷つけるという点で、暴行と同じく、道義に反し、非難に値する行為かと。刑法で禁じられているか否かは、非難の本質とは無関係です。 もちろん、被害者が許すのならば周りがとやかく言うべきではないでしょう。しかし、議員という立場の持つ象徴性からすれば、その行動が世に与える影響のゆえに厳しい目が向けられるべきかと思います。 私はもともと宮崎議員の育休に賛同していました。その理由は、議員という象徴的な立場にある人間が、職務の代替可能性や重要度に関わらず堂々と育休を取ることで、育休取得に厳しい世の風潮を変える作用を持つと思ったからです。 宮崎議員もそれを解って育休を取得したものと思います。そうであるならば、自らが象徴的な立場にあるが故の厳しい非難を受け止めなければならないと思います。 追記
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