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現在も続くETF購入、白川総裁は「臨時・異例」と言明-10年議事録
山崎 元経済評論家
日銀のETF買いには、
1)株価への影響
2)日銀の保有リスク
3)議決権の空洞化
4)利益相反(銀行株も入っている)
5)TOPIXの改組リスク
6)大きすぎる手数料支払い(別名「日銀補助金」)
7)困難な「出口」、
……
うーん、たくさん問題がある!
コロナ対策成功せずと専門家組織 トラベル停止期間の延長議論へ
山崎 元経済評論家
そもそも受益者(業界も、利用者も)が不公平で、しかも感染症が問題な時期に人の移動を「促進」する「GoTo トラベル」は、経済政策としても愚策なので、止めた方がいいと思うが、現時点で政府はそうする気はないようだ。もっとも、GoToだけが感染拡大の原因ではないのだろう。
個人としては、感染が拡大していることと、医療供給が逼迫しつつあることを念頭に置いて、自衛しつつ、自分なりの経済活動に励むしかない。(1)衛生管理の徹底(他人への配慮も含めて)、(2)体力の余裕確保、(3)資産面の流動性の確保、くらいを心がけて、慎重に暮らす以外に出来ることは乏しい。社会のために経済を回す必要はないし、さりとて自分に必要な活動を自粛する必要もない。
クオンツ投資の先駆者もバリュー株を応援-「諦めるな」
山崎 元経済評論家
「バリューか、グロースか」という議論は懐かしい。株価全体が大きく下落するときにバリュー株が相対的にマシだろう、ということは容易に想像できるが、その状況をバリュー投資家が喜ぶとは思えないところが少し苦しい。
1970年代〜1990年代くらいまで割合コンスタントにバリュー株が優勢な時代が続いたが、その後「バリュー有利」のパターンを単純に信じても上手くいかなくなった。数十年単位で「同じパターンが上手く行き続けることはない」ということを市場は示しているようだ。
これでバリュー株がダメということはないと思う。しかし、アクティブ運用としては「バリューか、グロースか」以外に新しい視点をひねり出す必要があるように思う。
個人的には、ファンドマネージャーの仕事をまたやってみたいと思わせる記事だ。
日銀、大規模緩和を据え置き 20年度成長率の予測引き下げ
山崎 元経済評論家
日銀は「現状で十分だと思うっているが、必要があれば、私はもっと頑張ることができる」と言い続けるしかない。情報が影響する文脈を考えると「日銀の政策だけではインフレ目標の達成は難しい」とは言えない。なぜなら、そう言うこと自体が、インフレ目標の達成に対してマイナスに働くと考えられるからだ。
常識的な経済思考としては、金融緩和だけでデフレギャップが埋まらないなら、素直に財政赤字を拡大すべきなのだが、日銀の立場からは、情報発信の文脈上「私たちだけの努力ではダメなのです」とは言いにくい。さらに、役人さんたちのナワバリの上で財務省には意見を言いにくい。
こうした状況がもう何年も続いている。そのおかげで、日銀のメッセージの有効性が低下している。そろそろ日銀と財務省とで、日銀主導で、財政赤字拡大の必要性を訴える「公開ぶっちゃけトーク」を展開すべき時なのではないだろうか。

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