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【御立尚資】カナダに学ぶ。技術・ビジネス・人材が集まる都市の条件
徳永 陵在京カナダ大使館 Senior Investment Officer
御立氏のカナダに関するコメントを初めて拝見したのは「ミライの兆しの見つけ方」という著作でした。その中で、カナダはお雇い外国人の使い方が上手である趣旨の書き方をされており、大変鋭い指摘との印象を持ちました。今回の企画では、暦本氏とは異なるアングルで、しかし同じ核心をつく形で、カナダについて語って頂くことができました。宇野Chief Editorには、両氏の多岐にわたるお話を鋭く纏めて頂きました。
総じて言えば、米国を少し離れたところから俯瞰する目を養ってきた「周辺性」の自己認識から、基礎研究や人材に社会全体として投資をする、そういった風土のある国との連携に、日本のビジネス界にとっての面白いチャンスがあるのではないか、そんなことを思っています。
「外国の優れた人材」をカナダへ、留学生優遇で狙う経済活性化
徳永 陵在京カナダ大使館 Senior Investment Officer
カナダの移民政策の戦略性の特徴として、各州が其々の産業戦略に応じて必要な高度人材を推薦・確保できることがあります。ある州では、若手の高度人材を確保するために南米諸国や南西アジアに移民弁護士を含んだ政府一団を送り、その場で面接をして数週間のうちに永住権や査証を発行し、地元企業に繋ぐところまでを一貫して行っています。民業圧迫的な批判もあろうかと思いますが、地元産業の成長を直接支援する州や市町村レベルで戦略的な人材確保のノウハウが蓄積されるのは、長期的に地方産業クラスターを育む上で大変有益ではないかと考えます(ただ、カナダの移民政策も試行錯誤の連続で、手痛い失敗も多くしています)。
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