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自衛隊派遣、増員が容易でない背景 能登半島地震と熊本地震の差
毎日新聞
【米国上場へ】世界に打って出るメディアが日本にあった
NewsPicks編集部
村上 和巳フリージャーナリスト
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【座談会】「やせ薬」ダイエットと薬争奪戦のリアル
NewsPicks編集部
村上 和巳フリージャーナリスト
基本現在のこの薬での問題は、 (1)疾患としての肥満症の人の一部で治療薬変更を強いられることがあるほどの供給不安 (2)肥満症ではなく、使うことでデメリットの方が多い可能性がある極端な痩身願望を持つ人に自由診療で使われている の2つに尽きます。 そもそも(2)が解決しても(1)が解決するとは限らないですが、少なくとも供給不安は緩和される可能性は高いです。 そして医学的な適応を持たない人が自由診療で使う場合の問題は、あくまで処方した医師とユーザーとの間での自己責任にもかかわらず、副作用が起きた時に結局保険診療で対応する矛盾した事例があることです。自由診療で処方した医師が副作用発生時にそれも自由診療で対応してくれれば、あくまで2者間の話で終わりますが、そこまで面倒を見てくれなかった事例は実際にあります。 そして副作用の膵炎や低血糖が起きた場合には深刻な事態になる恐れがあります。低血糖に関しては本来GLP-1受容体作動薬のみならば起こりにくいのですが、実は極端な痩身願望のある人ではすでに食事そのものを制限していることがあり、こうした人では低血糖が起きてしまう可能性があります。 特に低血糖が自動車運転中に起きた場合、本人のみならず周囲を巻き込むことにもなりかねません。病気のために意識を失って交通事故を引き起こすこと事例はよく「てんかん」がニュースになりますが、実は低血糖での交通事故はそれと同等か年度によってはそれ以上の頻度で発生しています。 また、若いころの極端なダイエットは更年期以降の骨粗鬆症などのリスクにもつながります。 結局、医学的適応がない人がこの薬を使うことは想定外のリスクを招く恐れがあるということです。
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アステラス、米創薬ベンチャー買収 8000億円、眼科治療薬開発
時事ドットコム
村上 和巳フリージャーナリスト
金額にはやや驚きましたが、アステラス製薬は現在売上の約4割を占める前立腺がん治療薬・イクスタンジが2027年に迫っています。しかも、後継製品の開発は順調とは言えません。 今回のアイベリック・バイオは開発品が6品目しかなく、その筆頭にある加齢黄斑変性の治療薬は現在米食品医薬品局から優先審査品目に指定され、8月半ばにはその結果が明らかになります。 加齢黄斑変性は国内では患者数70万人程度ですが、今後の高齢化進展により患者数は増加見込みです。全世界では患者規模は1億人を超えるとも言われ、潜在的な市場性は高いと言えます。ただ、これらの患者すべてがアイベリックの新薬を手にできる購買力がある患者とは言えないのも実情です。 昨今、有力品を持つベンチャーに高額を投じて買収するというのは製薬企業の流れではあり、その点では今回の買収事態は驚くべきことではありません。 ただ、開発品が6品目のみ、かつヒトでの臨床試験以上のステージにあるのがうち2品目という会社にこれほどの金額を投じること、またアステラスの戦略である疾患領域に特化するのではなく創薬基盤技術に着目するという「フォーカス・エリア」戦略から見ると違和感が残ります。 裏を返せば、同社が昨今のイクスタンジ後継品の開発つまずきに焦りを感じているということかもしれません。
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