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三菱倉庫への株主提案に関してオアシスからの声明:時事ドットコム
時事ドットコム
江田 泰高エダコDX ビジネス演出家
少し前の記事ですが、プライベート投資ファンドのオアシスが三菱倉庫に対して、株主提案を行っています。古い体質である財閥倉庫会社を変える動きなのでピックアップしてみました。内容は、以下の通りです。 5%(100億円相当)の自己株式取得の実施 荒井 聡氏を社外取締役として選任 山川 丈人氏を社外取締役として選任 指名委員会等設置会社への移行 相談役・顧問等の廃止 三菱倉庫は、私の古巣でもあります。在籍当時と状況は、異なるかもしれませんが旧態依然とした体制が続いていました。特に上層部に逆らえない雰囲気は、常にありコンプライアンス的に問題があるのではと思っていたこともあります。 その代表格は、「相談役・顧問」の存在です。元社長が君臨しているという噂は、若手社員の中でもよく聞こえていました。元役職者が人脈を活かして、アドバイスをすることを完璧に否定するつもりはありませんが新しい考えで会社を変えるには社外の専門家の意見を取り入れるのは非常に良いことだと思います。 今回の提案の中に、DHLジャパン社長の山川丈人氏を推薦しているのも非常に良いと思います。KKR出身でもある山川氏の起用は、三菱倉庫に新しい風を届けることができると考えています。 賛否あると思いますが、元三菱倉庫の社員としてこのような動きによって会社がより良い方向に発展していくことを期待しています。
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【最新】10年後の倉庫、自動化はこう進化する
NewsPicks編集部
江田 泰高エダコDX ビジネス演出家
倉庫の自動化についてメリットは、人に依存しない安定した生産性だ。特に24時間稼働で働いてくれるロボットは、夜中など今まで非稼働だった時間を有効活用できる。最近は、海外の経営者と話す機会も多いがコロナを契機に「人は最大のリスクファクター」だと認識したと語る方も多い。 では、全ての企業が導入するべきか?というとそうとも言えない。倉庫自動化にもリスクが存在するのだ。 リスク① 機械に制約された生産性 ー 機械の処理数量以外を出荷できない。100%のオートメーションでは、人海戦術が使えない。 リスク② ROI(投資リターン) ー 新しい技術が産まれるスピードがこれまでよりも早くなっている。 ー そんな中で、投資を回収するまでに時間を要していると最初は世界トップクラスの生産性であったとしても直ぐに追い抜かれてしまうリスクがある。 リスク③ キャパシティープランニング ー 特にECは、ピークと平準時のボリュームに20倍近い差がある。その波動を吸収する仕組みを構築することが困難(自動化だけでなく、通常の人を使ったオペレーションでも同様) ー そもそも機械への投資は、数年先のボリュームもさばけることを前提に行う。一方で、トレンドの流れを正確に読み解くことは困難で将来的なボリュームが予想を上回った場合や大幅に下回った場合の対策を考えるには、物流戦略をしっかりと検討する必要がある。 自動化は、必然ではなく、あくまで手段。最終的には、お客様に提供したい中長期的な価値によって決まると私は考えています。その為に、単なるトレンドや短期的なメリットに飛びついてのオートメーション導入ではなく、物流の中長期的な戦略を考えた上での導入を進めることが会社としての価値を高めることに繋がると私は思います。
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