高橋 智栄

打つのはハイリスクの人だけにすべきだと思う。

有効性が高いのは十分予想通りでそんなにすごい情報ではない。問題は有効性というより、安全性の方。発熱や倦怠感などの副反応の発生機序はまだ理解されていないが、これは早急に明らかになるべきだ。抗体産出時期は打ってから少し期間が空いてからなのだから、少なくとも、抗体産出による発熱ではない。 マウスによる実験では3,4回目の接種で死亡する例がある。とにかく、副反応についての研究の進展とセットで議論されるべきである。そもそも、重症化リスクの軽減効果は2回の接種だけでもたぶん十分である。免疫記憶が作用するのだから。

一番給料がいいのが石油工学なんですね。コンピューターサイエンスだと思っていた。 アメリカはシリコンバレーがもちろんすごいが、石油が取れることも安定的なドル箱になってるのか。加えて、英語と、元々多民族国家なので他国から優秀な人が入ってくる状況と相性がいい、とかもありそう。 日本は社会保障費をこのままにしてるのがとにかくやばい。あとはメンバーシップ型からジョブ型への移行もすべき。僕は実の家族以外での家族的コミュニティの存在はいいことだと思うが、それが会社であるのはもうやめるべきかもしれない。

学部です物理学、大学院では物理をベースとしつつも機械学習っぽい研究してて、趣味で哲学書読み漁ってる者ですがちょっと気になったので。 前半で語られてるような物理の定義だと、確かに物理は哲学、ってことになっちゃうけど、さすがにそれは言い過ぎだと思う。 マジレスが続くけど、物理学はあくまで形而下での現象を記述・説明 (哲学では記述と説明は区別される。物理学者はよく「何何を記述する理論、モデル」という言い方をするが、物理がやってるのはどちらかというと説明の方だと思う。詳しくはスティーブン・ワインバーグ『科学の発見』を参照のこと) するもので、形而上学や、ものの認識そのものではなく認識の仕方を問うのが哲学。哲学の中から、方法論が確立したり計算可能になったり再現性の高い対象などが分離してそれが物理学になった。(ケプラーやニュートン自身がそれを意識していたかは分からないが) あと、物理の理解の仕方は、予測も一つあるが、「基礎付ける」「一般化する」という方が本質だと思う。予測はそれらの先立つものの後に、応用的な感じで出てくる。もし予測できればなんでもいいのなら、原理を捉えない、パラメータがやたらと多い汚い数理モデルでもいい。しかし物理は原理を反映していることを何より重要視するのでそれは物理屋は認めないと思う。 これだと、物理じゃなくても哲学でいいじゃん、ビジネスでも役に立ちそうじゃん、となるが、やはりビジネスで活躍するのは物理出身者が多いと思う。その理由を軽く考察する。 おそらく、哲学は問題の発見はうまくできるが、解決することは苦手だからだと思う。物理は最後に必ず数学やコンピュータで具体的な答えを出さないといけない。そこの、なんとか形にする力みたいなのが本当は効いてるのではないだろうか。個人的には、混沌とした状況から正しく問題を発見する力は物理学者よりも哲学者の方があると思う。 つまり、哲学と物理両方やろう！！笑 長くなりすいませんでした。

現段階での自宅療養者を救うことができるのは、当たり前だが外出自粛ではない。では何かというと、医療体制の強化、これしかないのでは？ 不要不急の外出というより、推測に過ぎないが、スーパーへの買い物、（なんらかの理由でリモートワークが困難な人の）通勤・通学で外からウイルスを運んできてしまい、自宅で広がってしまう。こういうパターンが主なのでは。だとすると、僕らが主張すべきなのは不要不急の外出を控えるということよりも（もちろんそれも未来の感染者を減らすことにはつながるだろうが）、医療体制の強化、特に、重症病床の確保（なぜデルタ株蔓延以前により多く確保できなかったのか？）補助金を受けたのにも関わらずコロナ患者を受け入れない病院への働きかけなのではないだろうか？

おそらくこの感じはあと3年ぐらい続くのではないだろうか。ワクチンも半年毎に打たなければならないし、原理的には、ワクチンに対してウイルスは変異によって適応し続ける。たぶん、新興感染症が「終息する」というのは、ワクチンに加えて、自然感染する人がたくさんいるから実現するのだと思う。毎年のインフルエンザだってあるいみ全部スペイン風邪の変異株だからね。 本気でゼロコロナ路線をやるなら、実行再生算数がゼロになる(相当な時間がかかるはず。おそらく年単位)まで市中のpcr検査を続け、強い行動制限を敷くことしかない。感染者が減ったら緩和するということを普通にやってるが、あれはゼロコロナ作戦的には全く不合理。しかし、これを21世紀のこれだけ自由や尊厳が重んじられてる社会でやるのですか？ということ。こういう議論分科会の人とか誰もしないよね。笑　おかしいと思うよ。

東京五輪はザハハディド案の謎の撤廃あたりから「失敗」していたと思うので、失敗ということでいいと思う。これはリベラルの人たちの間では数年前からの共通理解だったように思う。 その失敗の原因を資本主義に置いてるのが斉藤幸平らしい。たしかに、根本原因が資本主義にあるというのは正しいと思う。『人新世の「資本論」』は読んだが、細かい論証の部分には怪しい点もあるが、大極的には非常に重要な指摘をしている。新書で一般向けに書かれてるのでみんな読むべき。 少し気になったのは、スポーツの重要性みたいな部分。僕はスポーツは健康にしするとか精神を養うとかではなく、本質はアート性にあると思っている。あれはアートなんだと思う。そういう観点から見た方が、もっと脱成長と相性のいい形で認識できる。

「重症者や死者が増えてないのに騒ぎすぎ」という人を批判する人だって、結局、「東京は詰んでる」「これからは確実に助かるはずの人が助からなくなる」みたいなことしか言わず具体的な策を何も語らないじゃないかよ。それがこの局面を切り抜けるのに何か役に立つのか？ 感染者のマジョリティである若い世代のリスクの低さは結局変わってないのだから、「恐怖」の言葉で脅してコントロールすることはできないんだよ。つまり、若者を説得するには利他の喚起しか原理的にない。これはデータからわかることなのて私の主観ではない。 重い荷物を持ったお年寄りの荷物を持ってあげたり、おんぶしてあげる、あの精神を信じるしかない。しかしこれは誰の心にも宿っていると私は信じる。自分では気づいてないだけで、うまく啓蒙されれば、実は利他心は誰の中からも発掘され得ると思う。これを現実的ではないという人は人の心・利他精神を分かってない。困ってる人を助けるのは当たり前。あなた方が「けしからん」と思ってる若者にもできるよ。そこをはなっから信頼せず、突き放すような言説や現実味のない利己心の利用(つまり、重症者は少ないのに「若者でも重症化する」という苦しい理路の提示)しかしないから、相手にされなくなってるんだよ。なぜ分からない？？？ もしその路線を取らないなら、倫理的に危険な水域に入ってくるような法規制しかないだろう。危機を煽るならそういう現実的な議論をするべきでは？ ちなみに、重症者と死者の増え方はこれまでの波よりも感染者に対して大きく退行してる。

アホとかクソがオープンなメディアで出てしまったからこんなことになってるというだけなんじゃないかな。。。 政治的にはピアノの発表会や運動会とオリンピックが同レベルで扱えないのは事実。実際に、多方面から批判を受けながらも大きなイベントを実行する運営側の苦労みたいなものが、傍観者でしかない大衆からあまりにも評価されてないと正直僕は思う。社会を統治したり運営したり経営したりする側の立場・考え方というのを、そういう経験の乏しい市民が建設的な形で批判できてないように思う。「運営する側の論理」は、運営する側の論理を(ある程度)理解している市民によって、正しく批判されるべきではないだろうか？(「べき」と言ってるので言論の自由の否定ではないてす。) 夏野さんは言葉遣いは元々ちょっとアレだけど、めちゃくちゃ優秀な人だと思うけどなぁ。

ワクチン打っても一次感染者は起こる。 文化ってものには生の観客が絶対に必要だと思うんだけどな。多少客入っても5割なら十分感染は防げると思うんだけども。土日の都心とか平日の山の手線どうなってるか知らないんだろうか。

日本がイノベーションで負けてるのは基礎研究を蔑ろにしてきたというのもあるだろうけど、もっと直接に役に立つ工学的研究の社会実装や開発が上手くできなかったからという可能性もあるのかなーと。 結局のところ、産業界は役に立つ学問にしか興味がなくそれにしか投資しかなかったから日本はダメ、というより、その役に立つ学問さえちゃんと使えてこなかった、だから資本主義で負けてジリ貧になって基礎研究が軽んじられてるのでは。お金さえあれば、基本的にはいくらでも基礎研究できるのでは。

うーん、、、、 「ワクチンとの因果関係は評価できない」ということは、ワクチンが原因なのか否かに関して、中立的であるべきということなのではないのだろうか？ しかしこの記事を読んで素直に思うこととして、「ぶっちゃけワクチンが原因なわけないよ」という恣意性が読み取れると言わざるを得ない。こういうのが偏向記事というものでは。 ちなみに、統計学は何をどう駆使しようが究極的には相関関係しか分からないですよ。なんだかワクチン後に亡くなった方の人生の固有性みたいなのが軽んじられてるような気がする。