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【新しい世界のあり方を考える方法論】人工生命研究のレポート
Ikegami TakashiUniversity of Tokyo 教授
アメリカの砂漠で始まったALIFE研究も30余年の時を経て、いま新しい試みが始まっている。カオスと遺伝的アルゴリズムから始まったALIFEは、現実世界での進化の技術、さらには社会の多様性とホメオスタシスの原理へと発展している。それは2010年あたりから始まった、iPhone、ブロックチェーン、深層学習、化学実験の自動化、Boston Dynamicsのロボット、などの新しい科学技術を背景とする。いま、ALIFEの研究は進化し、わたしたちの持つ生命像を新しく更新しようとしている。たとえば、終わりなき進化(OEE)、化学実験でダーウィン進化、ウェブの進化論、など進化論はまさにAugmentされようとしている。これからの30年、実験ではなく科学者が自動化され、進化する時代が来るでしょう。自動化される生命、それはまさにALIFEの誕生である。
【池上高志】なぜ「人工知能の父」は、今も私たちを魅了するか
Ikegami TakashiUniversity of Tokyo 教授
BBC人気番組、SHERLOCKを演じたカンバーバッチが、今度はチューリングを演じる。そうきいた時はドキドキしたものだ。自分の好きな俳優が自分のヒーローを演じるなんて。チューリングこそイギリスが生んだAI研究の真のヒーローである。それでこの取材。
チューリングは、かけっこが得意で、ゲイで、ナチスの暗号を解読し、コンピュータを考えた天才。
それでもなかなか世に出なかった。彼の理論が魚など生命の縞々模様を説明することが認められたのが15年前。ゲイだからと迫害したことをイギリス政府が謝罪したのが10年前。
今年はついに英国の新50ポンド札の肖像画にチューリングが採用されるという。
今やチューリングが世界的に認められる時代がやってきた。それは嬉しい限りである。
しかしここまでくるとちょっと寂しくもあるファン心。
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