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三菱、三井、みずほ「好決算」のウラで、じつは「意外な落とし穴」があった…
Ryo K銀行 与信企画部
「住宅ローンなどは、数年前から3割くらいが延滞状態になっているとも伝えられていますし…。」とコメントがありますが、流石にそれはないと自信を持って言えます。
延滞は一般的に、3ヶ月以上で要管理先、6ヶ月以上で破綻懸念先となりデフォルトです。
延滞先が正常先に復帰するものもありますが、多くはランクダウンしていきデフォルトするので、もし3割くらいが延滞していたらデフォルトが増えて個別引当金が凄いことになって、金利を大幅に引き上げないと赤字になってしまいます。
そして、引いては一般貸倒引当率の上昇に繋がり、住宅ローンモデルが崩壊します。
バルクや償却で戻りはありますが、昨今はLTV100超の案件も多く、バルクや競売では一般的に買い叩かれ、満額戻ってくるわけではありません。
いくら返済優先度の高い住宅ローンと言えども、そこまで行くと回収も難しいです。
金融再生法に基づく開示債権の報告があるので、金融機関毎の裁量は少なく、隠れ延滞は少ないと思います。
好きなピッカーの方なので何度も同じコメントを目にしましたが言えず、やっと勇気を振り絞って言えました笑
金融庁、バーゼル3の国内基準行への適用を1年延期 経済対策受け
Ryo K銀行 与信企画部
国際合意がベースとなってはいますが、国内基準行向けの注目ポイントは改正告示案第七十条前後の不動産関連エクスポージャーだと思ってます。
SPC等を使って証券化エクスポージャーとして、原債権の不動産のリスクを過小に見積もることができなくなる傾向ですね(不動産だとリスク・ウェイト100%ですが、証券化エクスポージャーのシニアだとかなり低くなります)。
そしてLTV基準も細分化されています(リスクを正確に見積るために)。
スプレッドがとれる貸出は不動産くらいしかなくなって久しいですが、金融庁は不動産関連エクスポージャーに警戒してる感じがしますね。
新告示が適用されると、総じて信用リスク・アセットが増加して自己資本比率が低下する傾向でしょう。
NORMAL
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