Picks
33フォロー
47フォロワー
【削除されました】養殖物2022年3月11日(金)
note(ノート)
Yuta Kakeemeibunsha 社員
3.11当時は学生で、新聞社でバイト(昼)をしていました。 エレベーターは全て停まったので、社員用の早版(大体2000部)を配るために、8Fから地下1階までを何往復もしました。バイトをしていた新聞社では、重要なニュースが通信社から入ると鐘が鳴ったのですが、2日くらい鳴り止むことがありませんでした。友達に安否確認をしたら、有楽町にいるけど地震の後なのに福島みずほの演説が止まらなくてヤバいと返信がきました。 シフトが終わっても交通機関がストップしていたので、下手に動かない方が良いと思い、夜勤の仕事も手伝いました。見出しが9.11くらいのドデカさだったのを覚えています。 浪江町から上京した同僚(学生)は、ひっきりなしに社員からインタビューを受けていました。母親の安否確認も出来ない中で毅然として答えていました。 深夜2時すぎくらいになって落ち着き、何か買いに行こうとコンビニに行きましたが、本当に何もありませんでした。 どうしようかと思って会社に戻ると、人事部の社員が酩酊状態で絡んできました。どうやらお歳暮やお中元、社員の取り置きなど片っ端から酒とツマミを出して各々酒盛りしていました。やることも無かったので、ご相伴にあずかって飲みました。翌日に出勤してきた社員やバイトは、あまりの酒臭さに怪訝な表情で僕らを見てきました。 私にとって、3.11はそんな日でした。 浪江町の同僚や津波で被災された方のことを考えると、人生は全く公平ではないし、理不尽だらけなのをつくづくと思い知らされます。いえ、そもそもそんなことを考えられること自体、恵まれた環境でぬくぬくとしている証左なのだと痛感します。
NORMAL